「（シュートを打つ）スペースがあれば、彼は３ポイントを打てる。ジャンプショットの練習にも取り組んでいるし、フィルムセッションへの理解度、またチームが何を求めていて、何をすべきか、といったことについても学んでいる最中だ。ウォリアーズのシステムのなかで、ステフらと一緒に過ごすことで、彼は素晴らしい選手になるだろう」

　スターになる素質十分と話したハーダウェイ。また、ワイズマンの魅力はディフェンス面にあるという。

「攻守両面でいい選手だが、どちらがより優れているかといえばディフェンスだね。毎晩のようにリングを死守している。『彼は平均15～20点をマークするだろう』と言うつもりはないけど、『彼は毎晩リムプロテクトし、リバウンドを奪うだろう』とは評せるよ。

　間違いなくあらゆるポジションに対応できる。そう指導してきたからね。ＮＢＡはもの凄くレベルが高いけど、彼はポイントガードにもスイッチできるだけのスピードとクイックネスを備えているよ」
  　最後にハーダウェイは、ワイズマンの比較対象として、11度のオールスター選出を誇るパワーフォワードの名前を挙げた。

「彼のゲームはクリス・ボッシュ（元トロント・ラプターズほか）を思い出させる。３ポイントラインの外でもプレーできるように取り組む彼の姿はボッシュに似ているんだ。だけど彼の方がよりアスレティックだね」

　ハーダウェイにお墨付きをもらってＮＢＡドラフトに参戦するワイズマン。はたして恩師の期待に応え、ＮＢＡで活躍することができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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