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NBA

ウィザーズ入団会見でウエストブルックが大いに語る!今季の目標や自身のレガシー、そして新相棒ビールについて……

秋山裕之

2020.12.06

 ウエストブルックとビールはいずれもボールを長く持ちたがるタイプのため、試合序盤や第2クォーター終盤、第3クォーター前半と試合終盤を除けば、互いにどちらかがコートに残り、チームをリードしていくことが予想されている。だが同時にコートへ立つ時間帯には、両者がバランス良くボールを保持し、チームメイトたちをどれだけプレーに絡めていくかも今季のポイントとなりそうだ。

 ウィザーズを率いるリーダー格の選手として、ウエストブルックには闘争心を剥き出しにしたプレースタイルとハードワークでチームを一体化させ、勝利へとフォーカスすることが期待されている。「フロアに立てば、俺に友だちなどいないし、友人のように親しくすることもない。全力で取り組んでいく。握手しようとするつもりもない。俺はこれまでのスタイルを変えることは決してない」という言葉からも、チームメイトたちに刺激を与え、成長を促す機会をもたらしてくれそうだ。
 
 そんなウエストブルックにとって、自身のレガシー(名誉)とは何なのか。もちろん、チャンピオンシップを勝ち取ることは選手としての目標なのだが、歴代屈指のPGはレガシーについてこう表現している。

「俺にとってのレガシー。それは自分の旅路のなかで、どれだけ多くの人たちへインパクトを残し、強い影響を与えることができるか。重要なのは、もともとパワーや能力がある誰かの(成長する)スピードを上げて、奮い立たせるところまで達するようにすること。俺にとってはそれがレガシーであり、長期間にわたってそのレガシーを作り上げていくことだ」

 キャリア3年未満の選手が10人以上も在籍するウィザーズは、ウエストブルックが持つ影響力を最も発揮できる環境かもしれない。今季はコート上のパフォーマンスだけでなく、八村やブライアント、アブディヤといった魅力的な若手たちに与える影響力についても注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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