専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ウエストブルックの電撃加入が八村塁に及ぼす影響は? プレーオフ出場へ鍵となるのは…

秋山裕之

2020.12.04

ウィザーズはロケッツとのトレードでウエストブルックを獲得。八村をはじめ若手への影響力は計り知れない。(C)Getty Images

ウィザーズはロケッツとのトレードでウエストブルックを獲得。八村をはじめ若手への影響力は計り知れない。(C)Getty Images

 12月2日(日本時間3日、日付は以下同)、ヒューストン・ロケッツとワシントン・ウィザーズによる2チーム間で大型トレードが成立し、ラッセル・ウエストブルックがウィザーズへ、ジョン・ウォールと2023年のドラフト1巡目指名権(ロッタリー・プロテクト付)がロケッツへと渡った。

 ウエストブルックは昨季までのキャリア12シーズンで、いずれも背番号0を着用してきたが、一夜明けた3日に今季は4番を着用することを発表。ウィザーズの背番号0は永久欠番にはなっていないものの、これまで着用したのは“エージェントゼロ”ことギルバート・アリナス(03~10年まで在籍)のみとなっている。

 自身3チーム目となる新天地でウエストブルックが選んだ4番は、高校時代に着けていた番号であり、08年のドラフトでシアトル・スーパーソニックスから指名された順位でもあるのだが、キャリアの新たな章を迎えるにあたり、並々ならぬ意志を感じられる決断となった。
 
「ラッセルのコート上における功績の数々はもちろん、彼の持つ気力と勝利への執念は本当に唯一無二のものだ。ラッセルと再び力を合わせることを楽しみにしている。でもその一方で、ジョンに別れを告げるのは寂しい。ジョンは私がこれまでコーチングしてきた選手の中で、最もタフかつ能力に恵まれた選手のひとりだ。心から彼の成功を願っている」

 ウィザーズのスコット・ブルックスHCは、2008~15年の約7シーズンにわたってオクラホマシティ・サンダーで指揮を執り、12年にはNBAファイナルに進出した経験を持つ。ウエストブルックのルーキーシーズン(08-09)途中にアシスタントコーチから昇格して以来、ともにサンダーを率いてきただけに、再びのタッグ結成は格別の思いがあるだろう。

 開幕を約3週間後に控え、トレーニングキャンプの直前に17年のMVPを獲得したウィザーズは、新たな布陣で3年ぶりのプレーオフ出場を目指すこととなる。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号