31歳のスウィングマンはウォリアーズ退団後、レイカーズを経て移籍したアトランタ・ホークスでスターターに定着。３ポイントと長い手足を駆使したディフェンスを武器に、“３＆Ｄ”としてキャリアを積んできた。ベイズモアはウォリアーズの現状について、次のように語っている。

「ステフは昨シーズン、５試合しかプレーしておらず、休養することになった。これまで見せてきたプレーオフの活躍の後に、彼はフィジカルとメンタルの両面で休むことになったということ。今の彼は充電できているよ」

「アンドリュー・ウィギンズはこのチームでフルシーズンをプレーすることになる。エリック・パスカルは２年目を迎える。楽しみなことがたくさんあるよ。それに俺とケリー（ウーブレイJr.）という新たな戦力も加わった。それにジェームズ・ワイズマンもいるんだ」
  　今季のウォリアーズはカリーやグリーン、ケボン・ルーニーなど昨季ケガに苦しんだ優勝経験者が戦列復帰する見込みで、ウィギンズは開幕からウォリアーズの一員としてプレーする。昨季オールルーキー１stチームに選ばれたパスカルやドラフト２位指名で入団したワイズマン、そしてベイズモアとウーブレイJr.、カリーのバックアップとしてブラッド・ワナメイカー獲得にも成功し、魅力的なチームとなった。

「俺たちはコートで戦うことを楽しみにしているし、トップへ舞い戻るという責務を引き受けてみせるさ」と、ベイズモアは新生ウォリアーズの現在地に自信を見せている。

　ＮＢＡは11日からプレシーズンゲームが始まり、ウォリアーズは12日にデンバー・ナゲッツ、15、17日にサクラメント・キングスと対戦。そして22日の開幕戦でケビン・デュラント、カイリー・アービングを擁するブルックリン・ネッツと激突する。

文●秋山裕之（フリーライター）

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