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NBA

ウォリアーズは来季復活なるか?大黒柱のカリーは「多くの人たちを驚かせることができる」と自信

秋山裕之

2020.12.09

昨季は左手骨折により長期離脱を余儀なくされ、わずか5試合の出場に終わったカリー。インタビューでは来季への手応えを示した。(C)Getty Images

昨季は左手骨折により長期離脱を余儀なくされ、わずか5試合の出場に終わったカリー。インタビューでは来季への手応えを示した。(C)Getty Images

 12月8日(日本時間9日、日付は以下同)、『The Athletic』のジョン・ホリンジャー記者は、ゴールデンステイト・ウォリアーズの2020-21シーズンについて辛口な予想を記した。

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 かつてメンフィス・グリズリーズでバスケットボール運営部門の副代表を務めていたホリンジャーは、今季ウォリアーズはウエスタン・カンファレンス11位の35勝37敗でプレーオフ出場を逃すと予想。

 今季のウォリアーズは、右アキレス腱を断裂したクレイ・トンプソンが全休の見込み。それでも、ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンという核は健在で、その周囲をアンドリュー・ウィギンズ、ケリー・ウーブレイJr.、新人ビッグマンのジェームズ・ワイズマンが囲み、ベンチにも若手とベテランが控えており、15勝50敗(勝率23.1%)でリーグワーストに終わった昨季と比較すれば戦える陣容を揃えたと言える。

 だがホリンジャーは「かつてのウォリアーズが戻ってくれるならいいが、私はそうはならないと思う」と切り出し、「ウーブレイJr.はいい選手だが、クレイ・トンプソンではない。ウィギンズについては最も無気力な部分、ディフェンスでラッセル(ディアンジェロ・ラッセル/現ミネソタ・ティンバーウルブズ)よりもいい守備ができるようにトライしていくだろう。だが彼はこれまでどのチームでも良くなったことはない。グリーンは30歳だが、昨シーズンはそれよりもちょっと年老いているように見えた」と、まるで批評じみた言葉を残していた。
 
 7日に行なわれた会見で、カリーは「確かに、クレイがいないことはものすごくタフだ」と戦力ダウンを危惧していたものの、オフシーズンにフロントが断行した補強については好意的に見ており、「僕らはいくつか、ものすごく的確な補強をしたと思う。特にワイズマンをドラフト指名できたことだね。僕は自分たちの立ち位置を気に入っている」と話していた。

 今季のウエストは王者ロサンゼルス・レイカーズを筆頭に、昨季カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだデンバー・ナゲッツ、戦力充実のロサンゼルス・クリッパーズ、ユタ・ジャズ、ダラス・マーベリックス、ポートランド・トレイルブレイザーズがおり、ジェームズ・ハーデンの去就が注目されているヒューストン・ロケッツも不気味な存在。さらには戦力増強に成功したフェニックス・サンズや、魅力的な若手が揃うグリズリーズやニューオリンズ・ペリカンズなど、飛躍が期待できるチームも数多い。
 

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