専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「MJがいかに素早く機敏か、世間は理解していない」元同僚が神様ジョーダンの“見逃されている凄み”を語る

ダンクシュート編集部

2020.12.16

 全盛期から晩年まで知り尽くすウィリアムズは、20代後半のジョーダンの印象についてこのように語っている。

「MJがいかに素早く機敏か、世間は理解していないと思う。ほとんどの選手より速かった。アレン・アイバーソンのようだったが、彼は(アイバーソンよりも)6インチ(約15cm)背が高く、ワンプレーで相手を置き去りにしてゴールにアタックすることができた。ずっとそれを体感していたおかげで、速い選手にも対応できるようになったし、ダブルチームに来るまでの時間、マンマークにつくコツを掴むことができた。NBAで15年間プレーする大きな助けになった」

 ウィリアムズによれば、ジョーダンは“小さな得点王”の異名を取ったアイバーソン級のスピードを誇っていたと振り返る。ウィリアムズは実際、フィラデルフィア・76ersで約3シーズンの間アイバーソンと一緒にプレーしており、その発言には説得力があると言えるかもしれない。そして、やはり“負けず嫌い”の一面には強烈なインパクトを受けたようだ。
 
「MJの競争力は並外れていた。彼のギアの入れ方は誰にも真似できない。1991年に初タイトルを手にするまでは、全体ミーティングの時以外はほとんど話さないほど、チャンピオンシップを獲得することに集中していた。当時のトレーニングキャンプはさながらプレーオフの試合。まるで何かに取りつかれたかのようなこだわりようだった」

 時代の違いを超越し、今なおレブロンやコビー・ブライアントと比較しても、史上最高のプレーヤーとして多くの票を集めるジョーダン。一緒にプレーし、対戦した者たちからすれば、“神様”以上の存在はいないと判断するのも必然なのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号