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NBA

ウィザーズが今季初勝利!復帰2戦目の八村は攻撃の起点として序盤の好リズム生み出す

秋山裕之

2021.01.02

 八村は19分29秒の出場で11得点、4リバウンド、2アシスト。第3クォーター終了時点で100-71と大量リードしていたこともあり、第4クォーターはベンチから勝利を見届けた。フィールドール成功率37.5%(3/8)、3ポイントは試投なしと決して派手な活躍ではなかったが、フリースローを6本中5本沈めるなど、インサイドで踏ん張り着実に得点を積み重ねた。

 ウィザーズはエースのビールが球団初、開幕から6試合連続の25点超えとなる31得点、7アシスト。そのほか、ブライアントが18得点、7リバウンド、ジェローム・ロビンソンが13得点、ネトが12得点、アブディヤが11得点、7リバウンド、3アシスト、3スティール、ダービス・ベルターンスが11得点、ロビン・ロペスが11得点、3ブロックと計8選手が2桁得点というバランスの良い攻撃が光った。

 スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は「我々は多くの試合で惜しいところまでいった。今日は堅実なゲームができたことが良かった。試合を通して、このチームは正しいインテンシティとアンセルフィッシュなプレーを攻守両面でできていた」と選手たちを称えた。
 
 今季初勝利について、ビールは「最高さ。気分も高まっている。肩の荷が下りたようだ」と安堵の表情を浮かべた。

 もっとも、ウィザーズはこれから難敵との対戦が続くだけに、気を引き締めてかかる必要がある。3日からはブルックリン・ネッツとの一戦をはじめ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(6日)、ボストン・セルティックス(8日)とのアウェー3連戦。その後、ホームでマイアミ・ヒート(9日)、フェニックス・サンズ(11日)、ユタ・ジャズ(13日)といった強敵を迎え撃つことになる。

 9日のヒート戦は連戦の2日目のため、ウエストブルックが欠場することが濃厚だが、仮に“Mr.トリプルダブル”がその他の全試合に出場できたとしても、1勝をもぎ取るのは容易ではない。2021年初勝利を追い風に、逆襲を期待したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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