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NBA

コビーがパーカーのドキュメンタリー映画に出演「彼がいなければもっと優勝できた」と“宿敵”について語る

ダンクシュート編集部

2021.01.09

「俺は常に敵意を持って試合に臨んでいるんだけど、トニーには無理だった。本当にナイスガイなんだよ。同じフランス出身のロニー(トゥリアフ)とチームメイトだったから、彼に聞いたんだ。『フランス語で何か教えてくれ。トニーを混乱させる』ってね。きっと彼は『どこで習った?』と動揺しただろう」

 なんとコビーはパーカーにトラッシュトークを仕掛けるために、フランス語の言葉を覚えたという。ただ、よほど聞くに堪えないワードだったのか、どんな言葉を発したかについて聞かれると「絶対嫌だ、言いたくない」と笑ってごまかしていた。

 これについてパーカーも「リアクションはしなかったけど、内心おかしかったよ。でも、彼が僕を惑わそうとフランス語を学んだのは嬉しかった」と振り返っている。
 
 また、現役引退後すぐに母国フランスのバスケットボールクラブ運営に精を出し、2019年9月にはアカデミーを開校するなど、パーカーが充実したセカンドキャリアを送っていることについて、コビーは「これこそチャンピオンのメンタリティーだ」と賛辞を送った。

「多くのスポーツ選手は引退後、その競技に関わる以外に何をすべきかわからないまま過ごしている。だけど、トニーはあっという間に切り替えた。バスケットボールと同じくらい、セカンドキャリアに集中し情熱を傾けている。これぞチャンピオンだ」

 ともにリーグ屈指の強豪球団を背負って立ち、2000~10年代のリーグを駆け抜けたコビーとパーカー。コートの上では激しくやりあっていたものの、2人は互いを深くリスペクトしあっていたようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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