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NBA

コビーの銅像を作るならどのシーン?相棒シャックが選んだのは…

秋山裕之

2020.11.05

2017年に銅像がお披露目されたシャック(左)。除幕式にはコビー(右)も参加した。(C)Getty Images

2017年に銅像がお披露目されたシャック(左)。除幕式にはコビー(右)も参加した。(C)Getty Images

 今年、2010年以来10年ぶりの優勝を飾り、ボストン・セルティックスと並んでNBA史上最多タイとなる17度目のチャンピオンに輝いたロサンゼルス・レイカーズ。

 世界的に見ても屈指の名門球団であるチームの本拠地、ステイプルズ・センターには、ジェリー・ウエストやカリーム・アブドゥル・ジャバー、マジック・ジョンソンら名だたるレジェンドの銅像が飾られており、チームのシンボルとなっている。

 直近で銅像が設置されたのは、2017年3月24日(日本時間25日、日付は以下同)のシャキール・オニール。216cm・147kgという圧巻の体躯とパワーでインサイドを制圧した男は、レイカーズに在籍した8シーズンで平均27.0点、11.8リバウンド、3.1アシスト、2.5ブロック、フィールドゴール成功率57.5%を記録。2000~02年にはレイカーズを3連覇へと導き、3年連続ファイナルMVPという偉業を成し遂げた。シャックの象徴とも言える“シャック・アタック”のシーンをかたどった銅像の除幕式では、3連覇当時の指揮官フィル・ジャクソンや相棒のコビー・ブライアントらも参加。
 
「ありがとうと言いたいね。選手としてあなたから多くのことを学んだ。私の中で、最も支配的な選手だった」とコビーが言えば、シャックも「相棒にただありがとうと言いたい。プレッシャーを掛け合ってきたし、バトルもしてきたけど、俺たちは互いにリスペクトしていた。だから3回も優勝することができたんだ。もちろん君抜きでは成し得なかった。とても感謝している。おそらく次は君の銅像だよ」とコビーを称えていた。

 あれから約3年が経過した今年1月末。コビーはヘリコプター墜落事故により、41歳の若さで逝去。シャックが「次は君の銅像だ」と話したように、次に銅像が建ち、式典が開かれるのはコビーだと誰もが思っていただけに、スーパースターの死はレイカーズファンだけでなく、世界中のバスケットボールファンを悲しみに包んだ。

 そんななか、10月30日に『The Players’ Tribune』の「Text Message Talk Show」で、シャックがコビーの銅像について持論を述べた。
 
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