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NBA

調子の上がらないウエストブルックが自身を鼓舞「もっとしっかりプレーしないと」〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.01.26

 今季のウエストブルックは8試合で平均18.0点、9.5リバウンド、10.6アシスト、1.1スティールを残しているものの、平均得点はキャリア3年目以降では最も低く、フィールドゴール37.0%はキャリアワースト。

 そのため、ウエストブルック自身も「すべての面で自分が求めている位置にはいない。これから向上していかないといけない」と発している。

 昨年12月上旬にヒューストン・ロケッツからトレードでウィザーズに加入後、ウエストブルックはコート内外で選手たちを鼓舞してきた。だがまだ期待通りのパフォーマンスを見せているとは言い難い。

 とりわけ気になるのが、真骨頂であるペイントアタックが減少している点だ。昨季はドライブ数でリーグトップの平均20.8回だったものの、今季は15位の14.5回、36分換算では昨季から6.84回(20.82→13.98)もダウンしており、『HoopsHype』によるとこの数字はリーグ最多だという。
 
 今季加入したウィザーズにはブラッドリー・ビールという優秀なスコアラーがいるとはいえ、なかなかドライブに持ち込めず、強引にプルアップジャンパーを打つ場面もある。

 そうした状況で平均10.6アシストを記録している点は見事だが、相手チームが最も嫌がるのは間違いなくウエストブルックのリムアタック。オフェンス時のスペーシング、ポジショニングにメスを入れるなどしてこの男の真骨頂であるドライブを活かしていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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