粘るヒートは残り49秒にウェイドのジャンパーでリード奪うと、その40秒後には2本のフリースローを決めて4点差をつける。しかし105-107とレイカーズ2点ビハインドで迎えた残り3.2秒、コビーは右サイドでメッタ・ワールドピースからスローインを受け取り中央へ向かってドリブル。ウェイドがしっかりとマークにつくなか、残り0.5秒でトップの位置からランニングジャンパーを放つと、大きな放物線を描いたボールはバックボードに当たってそのままゴールに吸い込まれた。
あまりに劇的な決勝ブザービーターに、本拠地ステイプルズ・センターはまるで優勝したかのようなお祭り騒ぎ。コビーも両手を広げて歓喜し、チームメイトにもみくちゃにされながら喜びを分かち合った。
コビーは衝撃の決勝弾を含めて第4クォーターに17得点を叩き出し、ゲームハイの33得点。マッチアップしたウェイドをFG21本中7本成功(26得点)に封じるなど、守備でも殊勲の働きを見せた。劣勢でも諦めずチームに勝利をもたらしたこのゲームは、まさに〝マンバメンタリティ〞が凝縮された一戦だった。
文●ダンクシュート編集部
※ダンクシュート『コビー・ブライアント追悼号』原稿に加筆・修正
【PHOTO】「Mr.レイカーズ」&「Mr.NBA」史上最高のスーパースター、コビー・ブライアント特集
あまりに劇的な決勝ブザービーターに、本拠地ステイプルズ・センターはまるで優勝したかのようなお祭り騒ぎ。コビーも両手を広げて歓喜し、チームメイトにもみくちゃにされながら喜びを分かち合った。
コビーは衝撃の決勝弾を含めて第4クォーターに17得点を叩き出し、ゲームハイの33得点。マッチアップしたウェイドをFG21本中7本成功(26得点)に封じるなど、守備でも殊勲の働きを見せた。劣勢でも諦めずチームに勝利をもたらしたこのゲームは、まさに〝マンバメンタリティ〞が凝縮された一戦だった。
文●ダンクシュート編集部
※ダンクシュート『コビー・ブライアント追悼号』原稿に加筆・修正
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