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NBA

八村塁が最終クォーターに猛ラッシュ!今季最多の24得点で憧れのカーメロ相手に成長の跡を示す〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.03

 ウィザーズでは八村のほか、ビールがゲームハイの37得点、ウエストブルックがトリプルダブル(17得点、12リバウンド、10アシスト)、アブディヤが13得点、7リバウンド、ギャリソン・マシューズが11得点、スミスが5リバウンド、9アシストを残すも連勝ならず。

 なお、この試合で八村は主にコビントンとカーメロとマッチアップ。守備巧者のコビントンを見失い、オープンの3ポイントを許すシーンがいくつかあったため、ここは今後に向けて要改善だろう。

 その一方で、大好きなカーメロとのマッチアップで得点された直後のポゼッションでは、アグレッシブにボールを欲しがっていたのも印象的だった。ルーキーイヤーの昨季の対戦ではファウルを誘発されたり、熟練のスキルで翻弄されたが、今季は一味違うところを見せつける。

 第3クォーター残り3分46秒、カーメロが八村との1対1で右エルボーから3ポイントを決めドミニク・ウィルキンズを抜き、通算得点でNBA歴代13位に浮上。
 
 しかしその直後のポゼッション。八村はカーメロ相手に1オン1を挑み、フェイクからファウルを誘発。その直後にカーメロが八村に対してハンドシェイクした場面は「頑張ってるじゃねーか」と、昨季からの成長を感じさせた瞬間だった。

 第3クォーター終了間際には、ビールのダブルチームでシュートセレクションを絞らせた点はあったにせよ、八村はカーメロに対してファウルなしでシュートミスを誘発するなど、守備でも奮闘した。

 ウィザーズは翌3日と5日にアウェーでマイアミ・ヒート戦が待ち構えている。ハードスケジュールに変わりはないが、この日八村がビールに次ぐ高得点を残したことは好材料だっただけに、今後もこの調子を維持したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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