オーナーとして、キューバンはこのプレーイン・トーナメント導入について賛成票を入れたものの、「今になってみれば、これは大きな間違いだった」と明かしていた。

　先日、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも「俺のモチベーションは勝つことだ。でもプレーインに出場するためのスポットを確保するために戦っているんじゃない」と複雑な心境を明かした。

　だがこればかりはオーナー会議を経てリーグ側が決定したことであり、今からルール変更することはできない。そのため、ドンチッチは「僕らは６位のスポットまで上がろうとしている。それが今のゴールだ。それよりも上に行ければいいね」と気持ちを切り替えていた。
  　とはいえ、各カンファレンス７位から10位までのチームが参戦できるトーナメントの導入で、例年であれば“消化試合”も少なくないシーズン終盤戦も、白熱した試合が期待できる。

　５月18日から21日までの同トーナメント期間も盛り上がりを見せる可能性は十分あるだけに、各カンファレンスのシード順争いと共に、プレーイン・トーナメント進出争いにも注目していきたい。

文●秋山裕之（フリーライター）

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