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NBA

勝てば8位浮上の大一番で八村塁が16得点と躍動!ウィザーズがホーネッツを下しイースト8位でプレーインへ<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.17

 このウィザーズの追い上げに、八村も大きく貢献。残り8分半、左ウイングあたりからバンクショットでの3ポイントを沈めると、残り5分と2分半には得意のフリースローライン近辺からのミドルジャンパーをヒット。前半はフィールドゴール5/8(62.5%)で11得点、3リバウンド、1スティールという内容だった。

 第3クォーター、ホーネッツは残り10分から9-3のランを仕掛け、8分半の時点で点差を10点に拡大。しかしそこからウィザーズが7-0と反撃、再び差を3点に縮めたと思いきや、今度はホーネッツが12-0のランで逆に15点差まで広げるなど、激しい主導権争いが繰り広げられる。その後はウィザーズが多少盛り返すも、90-79とホーネッツの11点リードで最終クォーターに突入した。

 運命の第4クォーター、ウィザーズは開始直後から猛攻を仕掛ける。ロペス、ウエストブルック、ビールの得点で一気に1点差まで迫ると、再び3点差に広がった8分にウエストブルックの3ポイントで同点、さらにここまで攻守で好プレーを見せていたスミスのレイアップで勝ち越しに成功。その後は互いに点を取ったら取り返す白熱の展開のなか、ウィザーズが最後まで点差を死守し、最終スコアは115-110で手に汗握る接戦を制した。
 
 ウィザーズはビールが25得点を奪うも、フィールドゴールは8/27(29.6%)、さらに時折左足を気にする様子を見せるなど、決して万全の状態とは言い難かった。しかし第4クォーターだけで13得点と、勝負所でエースとしての役割を全う。またロペスが18得点、スミスが14得点とベンチメンバーも躍動し、ウエストブルックも23得点、15リバウンド、10アシストとトリプルダブルの“平常運転”で勝利に大貢献した。

 そして後半の八村は、第3クォーター残り10分にフリースローラインから“安定”のミドルジャンパーをヒット。1点ビハインドの第4クォーター残り7分には値千金の逆転3ポイント、残り2分には貴重なディフェンシブ・リバウンドを奪ってみせた。試合を通じてはフィールドゴール7/12(58.3%)、3ポイント2/3(66.7%)で16得点、6リバウンド、1スティールを奪取。この大一番で、白星奪取に大きく貢献したと言っていいだろう。

 この勝利により、ウィザーズは34勝38敗(勝率47.2%)でイースト8位が決定。プレーオフ進出を懸けて、7位のボストン・セルティックスとプレーイン・トーナメントを戦うことになった。はたしてこの勢いのまま強敵を下し、プレーオフの椅子を勝ち取ることができるだろうか。運命の一戦は5月18日に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!NBA1年目から存在感を放った八村塁の厳選ショット!
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