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NBA

八村塁がプレーオフデビュー戦で12得点&終盤に貴重な3ポイント!ただ消極的な姿勢も見え、ウィザーズもシクサーズに惜敗<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.24

 第3クォーターは一進一退の攻防が続いたなかで、先に抜け出したのはシクサーズ。82-81と1点リードした残り5分の状況から、グリーン、カリーの連続3ポイントで一気に点差を7点に拡大。ウィザーズもビールがマティス・サイブルの厳しいマークに遭いながらも得点を重ねて食らいつき、99-93とシクサーズの6点リードで最後の12分間に突入した。

 迎えた第4クォーター、シクサーズは残り10分で108-97と、リードをこの日最大の11点差まで広げる。一方ウィザーズは相手の堅い守りに攻めあぐね、なかなか点差を縮められず。終盤には八村やベルターンスの3ポイントで何とか追いすがり、ファウルゲームに持ち込んだものの、結局追いつくには至らず、最終スコアは125-118でシクサーズが1勝目をマークした。

 シクサーズはハリスがゲームハイの37得点をマークしたほか、エンビードが30得点、カリーとグリーンはともに3本の3ポイントを沈めそれぞれ15得点、11得点、シモンズに至っては6得点ながら15リバウンド、15アシストと各選手が持ち味を存分に発揮。対するウィザーズはビールが33得点、ウエストブルックが16得点、15アシスト、ベルターンスが14得点、レンとガーフォードがともに12得点をマークした。
 
 プレーオフデビュー戦を終えた八村は、フィールドゴール5/8(62.5%)で12得点、5リバウンドを記録。特に3ポイントは放った2本をすべて沈めてみせたが、そのどちらも第4クォーターの重要な局面で決めており、非常に価値のあるショットだったと言えるだろう。

 ただその一方で、前が空いている状況でもシュートを打たず、ほかの選手にパスを回す消極的な姿勢が見えたのも事実。シュートタッチは悪くなかっただけに、もう少し積極的にショットを放っていても良かったはず。この部分は、次の試合に向けての改善点と言えるだろう。

 シクサーズの1勝となったこのシリーズは、5月26日にシクサーズのホームで第2戦が行なわれる。ウィザーズとしては何とか成績をタイに戻し、第3戦からワシントンに戻りたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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