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NBA

今季のウォリアーズは“成功”だった? 来季の覇権争い参戦に向け、今夏にすべきことは――<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.26

 今夏ウォリアーズではウーブレイJr.とケント・ベイズモアが制限なしフリーエージェント(FA)となるほか、ルーニーはプレーヤーオプション、デイミオン・リーとマイケル・ムルダーはチームオプションとなっており、現有戦力で来季を迎えられるかは微妙。

 チームの今季総年俸は約1億7111万ドル(約184億7988万円)でリーグ最高額。来季もカリー、トンプソン、ウィギンズ、グリーンの4選手だけで約1億3936万ドル(約150億5088万円)を占めており、新たな大物選手の獲得は事実上不可能だ。

 それでも、ゼネラルマネージャー(GM)のボブ・マイヤーズはカリーとの延長契約に向けて「客観的になれない理由はない。彼はやる気になっているし、それは我々も同じ。私たちはできる、とても自信があると言っておこう」と明言。絶対的エースとの超巨額契約も視野に入れて戦力補強を断行する予想もできる。
 カリー、トンプソン、グリーンという強固な3本柱の周囲に有能な選手たちを配置することで、ウォリアーズは再びプレーオフ戦線へ復帰できることは間違いない。ただ、カリーは33歳、トンプソンとグリーンは31歳でベテランの域に達しており、チャンピオンシップを獲得できるまで若手の成長を長く待つほどの時間は残されていない。

 そのため、チームの基盤が健在な今、即戦力のベテランあるいは中堅を獲得し、来季の覇権争い参戦を目指すべきだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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