このシーズン、レイカーズは1999年12月中旬から16連勝、2000年2月4日から19連勝、その後1敗を挟んで11連勝を飾ったのだが、負けが込んでいた時期もあった。その時期にグリーンはジャクソン・ヘッドコーチにミーティングの開催を懇願したという。
「あのチームにはシャック中心のグループ、コビー中心のグループ、そしてすでにチャンピオンシップを獲得したことのあるベテランたちがいた。僕たちベテラン組は真ん中にいて、双方に向かって『私たちがやるべきことは何かわかっているよな?』と言ったんだ。
そこで『コーチ、ほんの少し席を外してもらっていいですか?』と言ってね。そこから選手たちの声は大きくなり、そこにあった備品もいくつか移動させて話し合った。互いに言いたいことをスムースに伝えたことで、チームとして見事に機能したんだ。で、あのチームは新たな連勝街道に乗ってね。それでどうやったら勝利を掴めるのかが目に見えてわかるようになったんだ」
グリーンが“新たな連勝街道”と話していたことから、ミーティングの開催時期は、おそらく1月末から2月上旬のどこかだ。実際、レイカーズはこの時期に5試合で4敗を喫している。
そこからレイカーズは31試合で30勝と白星を量産。驚異的な勢いを見せ、リーグを席巻した。
先発パワーフォワードを務めていたグリーンは、シャックとコビーがそれぞれの能力を存分に発揮できるようにスペースを作り、攻撃時は主にミドルショットとオフェンシブ・リバウンドからのプットバック、そしてディフェンス面でも奮闘。プレータイムは控えのオリーと大差なかったものの、重要な働きを見せていた。
そして先ほど自身が語ったように、ロッカールームでもリーダーシップを発揮。グリーンのようなベテランがいたからこそ、レイカーズは一丸となって“プレーオフチーム”から“チャンピオンチーム”へと変貌を遂げられたのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】「Mr.レイカーズ」&「Mr.NBA」史上最高のスーパースター、コビー・ブライアント特集!
「あのチームにはシャック中心のグループ、コビー中心のグループ、そしてすでにチャンピオンシップを獲得したことのあるベテランたちがいた。僕たちベテラン組は真ん中にいて、双方に向かって『私たちがやるべきことは何かわかっているよな?』と言ったんだ。
そこで『コーチ、ほんの少し席を外してもらっていいですか?』と言ってね。そこから選手たちの声は大きくなり、そこにあった備品もいくつか移動させて話し合った。互いに言いたいことをスムースに伝えたことで、チームとして見事に機能したんだ。で、あのチームは新たな連勝街道に乗ってね。それでどうやったら勝利を掴めるのかが目に見えてわかるようになったんだ」
グリーンが“新たな連勝街道”と話していたことから、ミーティングの開催時期は、おそらく1月末から2月上旬のどこかだ。実際、レイカーズはこの時期に5試合で4敗を喫している。
そこからレイカーズは31試合で30勝と白星を量産。驚異的な勢いを見せ、リーグを席巻した。
先発パワーフォワードを務めていたグリーンは、シャックとコビーがそれぞれの能力を存分に発揮できるようにスペースを作り、攻撃時は主にミドルショットとオフェンシブ・リバウンドからのプットバック、そしてディフェンス面でも奮闘。プレータイムは控えのオリーと大差なかったものの、重要な働きを見せていた。
そして先ほど自身が語ったように、ロッカールームでもリーダーシップを発揮。グリーンのようなベテランがいたからこそ、レイカーズは一丸となって“プレーオフチーム”から“チャンピオンチーム”へと変貌を遂げられたのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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