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NBA

終始ブーイングも…オクラホマシティ凱旋のデュラントがサンダー時代を回顧。ハーデンのトレードは「クレイジー」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.11.15

 もっとも、サンダーのファンは2016年夏にウォリアーズへFA(フリーエージェント)移籍したデュラントに対して快く思っておらず、この試合でもウォームアップ時に始まり、試合中もボールを持つとブーイングが飛び交っていた。それでも、デュラントはそれを楽しむかのように次々とショットに成功。流石のパフォーマンスを披露し、チームに勝利を呼び込んだ。

 また、この日は2012年のファイナル進出時のチームメイトでもあるハーデンと、ネッツの一員として初めて古巣へ凱旋したことになった。ハーデンとのサンダー時代をデュラントはこう振り返っている。

「いろんなことが起きたからクレイジーだったね。俺はジェームズが(オクラホマシティから)トレードされるだなんて思ってもみなかったから。将来が約束されていて、また同じチームでシーズンを迎えることができるんだと思っていたんだ。でも今日ここに戻ってきて、ファンの皆からの愛を感じることができた。一生懸命取り組んでこのチームを強くしてきたことをわかってくれている人たちと会えるから、ここに戻ってくるのはいいことさ」
 
 2012年にサンダーを頂上決戦へと導いたデュラント、ハーデン、そしてラッセル・ウエストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)は、同年のオフにハーデンがヒューストン・ロケッツへトレードされたことでトリオ解散に。だが、この3選手はいずれもシーズンMVPを獲得し、オールスターとオールNBAチームにも複数回選ばれたリーグ最高級の実力者だけに、彼らがサンダーで共演していたことは、貴重な瞬間だったと言っていいだろう。

 そしてネッツは16日に、ウォリアーズとのホームゲームが控えている。デュラントにとってはこちらも古巣であり、かつての同僚ステフィン・カリーとの再会だけでなく、今夏の東京オリンピックでともに金メダルを勝ち取ったドレイモンド・グリーン、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とも再会することになる。
 
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