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NBA

「僕をガードするのは難しくなったと思うね」数字が示す“モラントがスターとなった理由”<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.11.22

 この表を見たモラントは「カレッジから飛び出した時、彼ら(否定的な人たち)は『僕が小さすぎて、NBAのビッグマンを相手にリムでフィニッシュできないだろう』と言っていた。でも僕はうまくやっているように見えるね」と誇らしげに綴っていた。

 今季のグリズリーズは、20日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦に95-138で大敗を喫し、成績は8勝8敗の勝率5割。ただ、10月28日には絶好調ウォリアーズに今季初の黒星をつけるなど、地力があるのは間違いない。
 
 20日のウルブズ戦では今季自己ワーストタイの11得点に終わったモラントだが、オフシーズンに3ポイントを磨いてきたことで自信を増しており、18日のクリッパーズ戦では5本中2本の長距離砲を沈め28得点をマーク。「ディフェンスで僕をガードするのはより難しくなった気がするね。僕はスリーを決められるし、ミドルレンジのプルアップだって決められる。それに空いたスペースへ入り込んでフローターを決めることもできる」と話しており、より止めることが厄介な選手へと化している。

 2年連続のプレーオフ進出、そしてチャンピオンシップ獲得という高みを見据えるモラントの進化は止まらない。今後も存在感を増し、リーグを席巻していくことだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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