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NBA

グリズリーズの「歴代ベスト5」を選定!フロントコートは“絶対に外せない3人のビッグマン”が並ぶ大型ラインナップに

出野哲也

2020.12.28

近年の強豪グリズリーズの象徴だったコンリー&ランドルフ&マルク(左)の3人に加え、SGにミラー(右下)、そしてSFにはチーム事情からパウをピックアップした。(C)Getty Images

近年の強豪グリズリーズの象徴だったコンリー&ランドルフ&マルク(左)の3人に加え、SGにミラー(右下)、そしてSFにはチーム事情からパウをピックアップした。(C)Getty Images

 1946年の創設から74年。その長い歴史のなかで、NBAは何人ものスーパースターを輩出し、ファンを楽しませてきた。では、各チームの「歴代ベスト5」を選出したら、一体どんな選手が並ぶのか。『THE DIGEST』では、NBAに精通する識者に依頼し、全30チームのベストメンバーを選んでもらった。

 今回は「メンフィス・グリズリーズ」編をお届け。今季が26シーズン目と球団としての歴史はまだ浅く、1995年にカナダのバンクーバーを本拠地に誕生し、2001年から現在のメンフィスに移転。2011年以降は7シーズン連続でプレーオフ進出を果たすなど、近年は群雄割拠のウエスタン・カンファレンスにおいて、強豪チームとしてその名を馳せてきた。そんなグリズリーズの歴代ベスト5には、いったいどのようなメンバーが名を連ねるのか。
 
【ポイントガード】
マイク・コンリー

1987年10月11日生。185cm・79kg
在籍期間:12シーズン(2007~19)
成績:788試合、平均14.9点、3.0リバウンド、5.7アシスト

 出場試合数をはじめ、得点、アシスト、スティールなど多くの項目で球団記録を持つコンリーこそ、グリズリーズ史上最高の選手と言っていい。2007年のドラフト4位で入団して以来、ユタ・ジャズにトレードされるまで12年間にわたってチームの司令塔であり続けた。と言っても平均アシストはシーズン最多でも6.5本で、リーグ10位以内には一度も入っていない。本領はディフェンスで、2012、13年は2年続けて平均スティールでトップ3入り。2013年の174本はリーグ最多で、オールディフェンシブ2ndチームに選出されている。

 プロ入り当初は課題だった攻撃力も次第に改善され、2017、19年は平均20点をクリア。プレー態度も誠実そのもので、他球団のファンからも尊敬を集めていた。欠点を挙げるならケガの多さ。メンフィスでの後半6年間は75試合以上出たシーズンがなかった。グリズリーズに対する愛着の強さは、ジャズに移籍した際「背番号11はメンフィス以外で使いたくない」と10番に変えたエピソードによく現れている。
 
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