そして、残り約9分44秒、トーマスの3ポイントに対するブラウンのファウルコールに、ドウェイン・ケイシー・ヘッドコーチがチャレンジを申請しこれが受け入れられる。ドラモンドとトーマス・ブライアントによるジャンプボールの末、遠く弾かれたボールに追いつき、八村はナイスセーブを見せた。
ところが、残り8分46秒にモリスとのポジション争いで4つ目のファウルを吹かれて再びベンチへ下がると、この日はコートに戻ることなく、ベンチから試合の行方を見届けた。
ウィザーズはドラモンドとルーク・ケナードによる2メンゲームを中心に組み立てたピストンズに対し、ペイントエリアで踏ん張った。前半は両チームとも60点以上を記録するハイスコアゲームになったが、第3クォーターには好ディフェンスで相手を17得点に封じ込めている。
オフェンスではビールの22得点・5リバウンド・6アシストを筆頭に、ブライアントが14得点・7リバウンド、八村が12得点・4リバウンド・3アシストを記録したほか、ベンチメンバーが奮闘。ブラウンJr.が14得点・10リバウンド・4アシスト・3スティール、マイルズが12得点、ヴァグナーが12得点・2スティール・3ブロックをあげた。
この日、115-99で勝利を収めた最大の要因は、やはりディフェンスだろう。ドラモンドに24リバウンドを奪われるも、ウィザーズはチーム全体で41リバウンドをもぎ取り、ピストンズ(42本)に応戦。相手のフィールドゴール成功率を41.5%(34/82)に抑え込んだことは、直近3試合で計414失点を喫していたウィザーズにとって大きな勝利となったに違いない。
八村は約16分の出場ながら、序盤で効果的にショットを沈めて12得点をあげたことで、4得点と不発に終わったミネソタ・ティンバーウルブズ戦のパフォーマンスを帳消しにするほどのインパクトを残してみせた。
その反面、フリースローは最初のフィールドゴールで得たファウルで放った1本のみ。ファウルトラブルに苦しんだことで、ブラウンJr.に多くのプレータイムを与えることとなった。
それでも、この日はピストンズのインサイド陣へ果敢にアタックし、フィニッシュしたことは評価すべきポイントだ。70%以上というフィールドゴール成功率を残したことは、今後に向けて新たな自信となるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
ところが、残り8分46秒にモリスとのポジション争いで4つ目のファウルを吹かれて再びベンチへ下がると、この日はコートに戻ることなく、ベンチから試合の行方を見届けた。
ウィザーズはドラモンドとルーク・ケナードによる2メンゲームを中心に組み立てたピストンズに対し、ペイントエリアで踏ん張った。前半は両チームとも60点以上を記録するハイスコアゲームになったが、第3クォーターには好ディフェンスで相手を17得点に封じ込めている。
オフェンスではビールの22得点・5リバウンド・6アシストを筆頭に、ブライアントが14得点・7リバウンド、八村が12得点・4リバウンド・3アシストを記録したほか、ベンチメンバーが奮闘。ブラウンJr.が14得点・10リバウンド・4アシスト・3スティール、マイルズが12得点、ヴァグナーが12得点・2スティール・3ブロックをあげた。
この日、115-99で勝利を収めた最大の要因は、やはりディフェンスだろう。ドラモンドに24リバウンドを奪われるも、ウィザーズはチーム全体で41リバウンドをもぎ取り、ピストンズ(42本)に応戦。相手のフィールドゴール成功率を41.5%(34/82)に抑え込んだことは、直近3試合で計414失点を喫していたウィザーズにとって大きな勝利となったに違いない。
八村は約16分の出場ながら、序盤で効果的にショットを沈めて12得点をあげたことで、4得点と不発に終わったミネソタ・ティンバーウルブズ戦のパフォーマンスを帳消しにするほどのインパクトを残してみせた。
その反面、フリースローは最初のフィールドゴールで得たファウルで放った1本のみ。ファウルトラブルに苦しんだことで、ブラウンJr.に多くのプレータイムを与えることとなった。
それでも、この日はピストンズのインサイド陣へ果敢にアタックし、フィニッシュしたことは評価すべきポイントだ。70%以上というフィールドゴール成功率を残したことは、今後に向けて新たな自信となるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)