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NBA

「ミルウォーキーは連覇できない」NBA優勝7回のレジェンドが王者バックスをチクリ「彼らが勝てたのは親指のおかげ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.02

「これからは2連覇を達成するチームさえないかもしれない。レイカーズを見てくれよ。彼らはチャンピオンシップを勝ち取った。でも翌シーズンに全く違うチームになっていた。ミルウォーキーが2連覇できないのは皆知っているよな。そもそも、あのチームは1位になるべきじゃかったんだ……。彼らが勝てたのは足の親指のおかげさ」

 オリーが語る「足の親指」とは、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントのこと。昨季のプレーオフ、バックスは1回戦でマイアミ・ヒートをスウィープ(4連勝)で下すと、カンファレンス・セミファイナルでネッツを4勝3敗で撃破。そのシリーズ最終戦、デュラントは第4クォーター終了間際に延長へと持ち込む同点弾を決めたのだが、シュートの際に3ポイントラインをわずかに踏んでいたことで2点と判定され、バックスは窮地を脱したのだった。もしあの1本が3ポイントとなっていたら、勝ち進んだのはネッツの方だったかもしれない。
 
 その後バックスはカンファレンス・ファイナルでアトランタ・ホークスを4勝2敗で下してファイナルに進出。フェニックス・サンズとの頂上決戦では2連敗から4連勝と盛り返して見事に頂点に立った。

 今季もバックスはネッツやヒート、シカゴ・ブルズらと並んでイーストの覇権を争う有力候補であり、再び頂点に立つ実力は十分にあると言っていい。

 はたして今季、彼らの最終着地点はどこになるのか。アデトクンボがリーグのベストプレーヤーの1人であることは誰もが認めるところだが、チームを連覇へと導き、オリーの意見を覆すことができるのかに注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)
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