新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りから3試合ぶりの出場となった3日のマイアミ・ヒート戦を前に、グリーンは敵将のコメントに「俺も賛成だ。彼はゲームがどんなものなのか、よく見てくれている」と切り出し、さらにこう続けている。
「俺はカリーやデュラント、ヤニスに対抗して数字を伸ばしてMVPレースに入ろうとしているわけじゃない。だが、俺にはゲームにインパクトを与えるやり方があるし、フロアで多くのことをこなしているんだ。そういったことが勝利にインパクトをもたらせているということ。そう言われてもいいことをやっているのさ」
今季グリーンが今後も活躍を続け、ウォリアーズがリーグトップの戦績でレギュラーシーズンを終えれば、自身2度目となる最優秀守備選手賞も十分あり得る。
だが、NBAで平均2桁得点以下だった選手がMVPに選ばれたケースはない。過去の受賞者の中で、最も平均得点が低いのは1969年のウェス・アンセルド(元ワシントン・ブレッツ/現ウィザーズ)の13.8点だが、18.2リバウンドをマークしていることから、グリーンのMVP獲得のハードルは高いと言わざるを得ない。
それでも、3シーズンぶりのプレーオフ返り咲き、18年以来となる覇権奪取を狙うウォリアーズにおいて、グリーンが鍵を握る選手の1人なのは間違いないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
「俺はカリーやデュラント、ヤニスに対抗して数字を伸ばしてMVPレースに入ろうとしているわけじゃない。だが、俺にはゲームにインパクトを与えるやり方があるし、フロアで多くのことをこなしているんだ。そういったことが勝利にインパクトをもたらせているということ。そう言われてもいいことをやっているのさ」
今季グリーンが今後も活躍を続け、ウォリアーズがリーグトップの戦績でレギュラーシーズンを終えれば、自身2度目となる最優秀守備選手賞も十分あり得る。
だが、NBAで平均2桁得点以下だった選手がMVPに選ばれたケースはない。過去の受賞者の中で、最も平均得点が低いのは1969年のウェス・アンセルド(元ワシントン・ブレッツ/現ウィザーズ)の13.8点だが、18.2リバウンドをマークしていることから、グリーンのMVP獲得のハードルは高いと言わざるを得ない。
それでも、3シーズンぶりのプレーオフ返り咲き、18年以来となる覇権奪取を狙うウォリアーズにおいて、グリーンが鍵を握る選手の1人なのは間違いないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)