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NBA

攻守でウォリアーズを支えるグリーンが「誰かをMVP候補に加えるなら彼」と絶賛する敵将とは?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.04

 新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りから3試合ぶりの出場となった3日のマイアミ・ヒート戦を前に、グリーンは敵将のコメントに「俺も賛成だ。彼はゲームがどんなものなのか、よく見てくれている」と切り出し、さらにこう続けている。

「俺はカリーやデュラント、ヤニスに対抗して数字を伸ばしてMVPレースに入ろうとしているわけじゃない。だが、俺にはゲームにインパクトを与えるやり方があるし、フロアで多くのことをこなしているんだ。そういったことが勝利にインパクトをもたらせているということ。そう言われてもいいことをやっているのさ」

 今季グリーンが今後も活躍を続け、ウォリアーズがリーグトップの戦績でレギュラーシーズンを終えれば、自身2度目となる最優秀守備選手賞も十分あり得る。
 
 だが、NBAで平均2桁得点以下だった選手がMVPに選ばれたケースはない。過去の受賞者の中で、最も平均得点が低いのは1969年のウェス・アンセルド(元ワシントン・ブレッツ/現ウィザーズ)の13.8点だが、18.2リバウンドをマークしていることから、グリーンのMVP獲得のハードルは高いと言わざるを得ない。

 それでも、3シーズンぶりのプレーオフ返り咲き、18年以来となる覇権奪取を狙うウォリアーズにおいて、グリーンが鍵を握る選手の1人なのは間違いないだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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