第3クォーター残り10分51秒、八村はコリン・セクストンにダブルチームを仕掛け、ターンオーバーを誘発する。ただ直後のオフェンスではリング下のショットを決められず、この試合初のショットミス。
それでも、残り7分45秒にはブラッドリー・ビールのパスからフックショットを放り込んで17得点目をあげると、残り約7分にはトンプソンのショットに手を出してキックボールを誘う好プレーを見せる。残り6分47秒、八村は積極果敢に攻めてラブから3つ目のファウルを引き出した。
さらにその約1分後にはラブをドライブで抜き去り、リング下で空いていたブライアントへアシストを決める。残り5分12秒には得意のプルアップジャンパーを沈めると、残り3分18秒でビールとの2メンゲームからリング下でトンプソン越しに豪快なダンクを叩き込み、会場を沸かせた。
残り1分33秒で八村はベンチへ下がるも、波に乗るウィザーズはダービス・ベルターンスとイシュ・スミスの連続3ポイントで一気に追い上げ、84-88と4点ビハインドで最終クォーターへ、
第4クォーター、八村は残り8分27秒にコートへ戻ったが、ベンチにいた時間帯が長かったこともあり、積極性を失ってしまう。オフェンシブ・リバウンドを奪ったり、いくつかシュートチャンスが訪れるも、エースのビールへパスしてしまう場面が何度も見受けられた。
残り6分13秒、八村はシェド・オスマン相手にターンアラウンドジャンパーを放つもエアボール。残り約5分にはオフェンシブ・リバウンドに絡んだものの、ラブとの競り合いに負けてボールを奪われてしまう。
ウィザーズは何度も1桁得点差まで持ち込んだが、キャブズが誇る屈強なインサイド陣(トンプソンとラブ)にゴール下を制圧され、最後は100-113で敗戦。これでウィザーズは2連敗となり、シーズン全体で2勝6敗となった。
八村はこの試合、35分18秒プレーしてブライアント(23得点)に次ぐチーム2位の21得点に加え、7リバウンド、3アシスト、2スティール、3ファウル、2ターンオーバーを記録。フィールドゴール成功率は76.9%(10/13)、フリースロー50.0%(1/2)と高確率でショットを沈めたものの、第4クォーターは無得点に終わった。
ウィザーズの選手として、2010年のジョン・ウォール以来初となる、NBAデビューから8試合目で通算100得点に到達した八村だが、この日の出場時間帯における得失点差は両チームワーストのマイナス15。最終クォーターに積極性を欠いてしまっただけでなく、トンプソンやラブに何度もリバウンドを奪われてしまった点はいただけない。
この試合、ウィザーズは計18ターンオーバーを喫したことに加え、キャブズにフリースローを29本も与えてしまい、そのうち25本(成功率86.2%)も沈められたこと、そしてトンプソンの9本を筆頭に計17本もオフェンシブ・リバウンドを奪われたことが敗因になったと言っていいだろう。
ウィザーズの次戦は13日(同14日)のボストン・セルティックス戦。中4日となる中、ディフェンス面の改善はもちろんのこと、八村を含む選手たちには一度リセットしてもらい、特に試合序盤でターンオーバーを連発しないよう、チームとしての連係を強化していきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
それでも、残り7分45秒にはブラッドリー・ビールのパスからフックショットを放り込んで17得点目をあげると、残り約7分にはトンプソンのショットに手を出してキックボールを誘う好プレーを見せる。残り6分47秒、八村は積極果敢に攻めてラブから3つ目のファウルを引き出した。
さらにその約1分後にはラブをドライブで抜き去り、リング下で空いていたブライアントへアシストを決める。残り5分12秒には得意のプルアップジャンパーを沈めると、残り3分18秒でビールとの2メンゲームからリング下でトンプソン越しに豪快なダンクを叩き込み、会場を沸かせた。
残り1分33秒で八村はベンチへ下がるも、波に乗るウィザーズはダービス・ベルターンスとイシュ・スミスの連続3ポイントで一気に追い上げ、84-88と4点ビハインドで最終クォーターへ、
第4クォーター、八村は残り8分27秒にコートへ戻ったが、ベンチにいた時間帯が長かったこともあり、積極性を失ってしまう。オフェンシブ・リバウンドを奪ったり、いくつかシュートチャンスが訪れるも、エースのビールへパスしてしまう場面が何度も見受けられた。
残り6分13秒、八村はシェド・オスマン相手にターンアラウンドジャンパーを放つもエアボール。残り約5分にはオフェンシブ・リバウンドに絡んだものの、ラブとの競り合いに負けてボールを奪われてしまう。
ウィザーズは何度も1桁得点差まで持ち込んだが、キャブズが誇る屈強なインサイド陣(トンプソンとラブ)にゴール下を制圧され、最後は100-113で敗戦。これでウィザーズは2連敗となり、シーズン全体で2勝6敗となった。
八村はこの試合、35分18秒プレーしてブライアント(23得点)に次ぐチーム2位の21得点に加え、7リバウンド、3アシスト、2スティール、3ファウル、2ターンオーバーを記録。フィールドゴール成功率は76.9%(10/13)、フリースロー50.0%(1/2)と高確率でショットを沈めたものの、第4クォーターは無得点に終わった。
ウィザーズの選手として、2010年のジョン・ウォール以来初となる、NBAデビューから8試合目で通算100得点に到達した八村だが、この日の出場時間帯における得失点差は両チームワーストのマイナス15。最終クォーターに積極性を欠いてしまっただけでなく、トンプソンやラブに何度もリバウンドを奪われてしまった点はいただけない。
この試合、ウィザーズは計18ターンオーバーを喫したことに加え、キャブズにフリースローを29本も与えてしまい、そのうち25本(成功率86.2%)も沈められたこと、そしてトンプソンの9本を筆頭に計17本もオフェンシブ・リバウンドを奪われたことが敗因になったと言っていいだろう。
ウィザーズの次戦は13日(同14日)のボストン・セルティックス戦。中4日となる中、ディフェンス面の改善はもちろんのこと、八村を含む選手たちには一度リセットしてもらい、特に試合序盤でターンオーバーを連発しないよう、チームとしての連係を強化していきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)