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NBA

「私が難しい状況に追いやってしまった…」ウィザーズHCが明かした八村塁の”リアル評”

秋山裕之

2019.11.08

ペイサーズ戦で無得点に終わった八村。11月に入りNBAの壁にぶつかっている。(C)Getty Images

ペイサーズ戦で無得点に終わった八村。11月に入りNBAの壁にぶつかっている。(C)Getty Images

 11月7日(日本時間8日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはチーム練習を行ない、翌8日の本拠地キャピタル・ワン・アリーナでのクリーブランド・キャバリアーズ戦に備えた。

 直近3試合の八村塁は、4得点、12得点、無得点と調子の波が激しく、6日のインディアナ・ペイサーズ戦ではファウルトラブルに陥ったわけではないにもかかわらず、第3クォーター途中にベンチへと下がると、その後コートに戻ることはなかった。

 同試合後に、「僕が出た時に流れが悪くなったので、そこはコーチの判断です」と語った八村に対し、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)はここ数試合のプレーを振り返って、ウィザーズの日本語版公式ツイッターにこう明かしている。
 
「私に責任がある。私が彼を難しい状況に追いやってしまった。ルイはまだ若い選手。たくさんのヘルプが必要なんだ。彼をどのように起用すればベストのプレーを引き出せるのか、把握しようとしているところだ」

 もっとも、八村自身にまったく責任がないかというと、そういうわけでもない。「相手によってディフェンスの仕方も異なる。その部分に対するルイのアジャストも必要だ。アサインメント(自身の役割)をしっかりとやり通すこと。もっと積極的にポイント、ポイントを攻めてほしいね」と指揮官は話している。

 この日の練習後、ブルックスHCは八村とマンツーマンで約20分にわたり会話。「これもコーチングの一部。私はどのプレーヤーとも、時間を設けて話すようにしている。(NBAでは)次の試合の準備やフィルムスタディー、遠征などで常に慌ただしいけど、コーチとしてはこうやって(選手とコミュニケーションを取る)時間を作ることが大事なんだ。個々の力を引き出すには、互いに分かち合うことが大事。ルイはすごく好青年だけど、もともと物静かな性格なんだ。今日は彼とじっくり会話をしたかった。大事な戦力だからね」とブルックスHCはメディアへ語っていた。
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