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NBA

「チームを助けたかった」大逆転勝利を演出したジョージ。復帰を支えた自身のアイドルとは?「俺にはコビーがいる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.03.31

 今季のクリッパーズは右ヒザの前十字靭帯を部分断裂したカワイ・レナードに加え、ジョージも離脱したことで2枚看板を失うも、安定して勝率5割前後をキープし、プレーインへ参戦できる順位を守ってきた。

 昨季、球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を果たしたチームでエース格を務める31歳は、今季中に復帰するうえでモチベーションとなった要因に、自身のアイドルであるコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の存在を挙げている。

「俺にはコビー・ブライアントのようなアイドルがいる。彼はこうした状況でもプレーし続けてきた。いつだって俺は自分自身に高い基準を設けている。(現役生活が)終わりを迎えた時、キャリアを振り返った時に自分が持つすべてを出し尽くしたと言いたい。チームのみんなを助けたかったし、彼らを残して残り試合を全休したくなかったんだ」
 
 ジャズ戦でフィールドゴール成功率50.0%(10/20)、3ポイント成功率66.7%(6/9)、フリースロー成功率72.7%(8/11)と抜群のシュートタッチを見せたジョージだが、この先は相手チームの徹底マークにも遭うだろう。

 だがプレーメーカーとしてオフェンスを牽引する力に加え、サイズと俊敏性を駆使したディフェンスでも貢献できる彼の万能性は、チームの力を大きく引き上げることにつながる。

 攻守兼備の頼れる男がクリッパーズに復帰。これによって、ウエストのプレーイン・トーナメント争い、そしてプレーオフでも波乱が巻き起こるかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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