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NBA

「一線を越えてしまった」カーHCがハードファウルのブルックスに怒り心頭!カリーも「やってはいけないプレー」と非難<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.04

 今季は71試合(先発16試合)の出場で平均7.1点、3.5リバウンド、1.4スティールと、自己最高のシーズンを送ってきた。

「彼はこの6年間というもの、リーグに定着するために苦労してきた。そこでようやくホームと呼べる場所を見つけたんだ。シーズンを通して一生懸命やってきた。今年のプレーオフで、彼は人生のなかで輝くべき時だった」

 カーHCが話したとおり、ペイトン二世はプレーオフでもローテーション入りし、デンバー・ナゲッツとのファーストラウンドでも全5試合に出場。第5戦ではシリーズ決着へと誘う貴重な3ポイントも沈めた。

 だが利き手である左ヒジを骨折してしまったことで、このシリーズ残り試合の全休あるいはプレーオフ絶望、さらには来季開幕さえ間に合わない可能性もある。
 
 カリーもこのプレーには「あれはやってはいけないプレー。ディフェンスがいない状況でレイアップにいったのだから、あの状況で起こってはいけないプレーだった」とブルックスを非難し、さらにこうも続けていた。

「確かにタフなスタートだった。フレグラント2についての話もそう。あれはその1つになった。正しい判定だったとは思う。でもGP(ペイトン)のことを思うと辛い。このシリーズは彼が輝く時だったのに、あのプレーで彼が離脱してしまった。これは本当に辛い」

 今年1月にはミルウォーキー・バックスのグレイソン・アレンがシカゴ・ブルズのアレックス・カルーソへのハードファウルによって右手首を骨折させて退場処分。その後、リーグはアレンへ1試合の出場停止処分を科しただけに、ブルックスにも同等の処分が下されることになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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