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NBA

「自分の全てを持ち込んでみせる」。セルティックスのテイタムが初のファイナルへ意気込み「あとはこの瞬間を楽しむだけ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.06.02

 自身初の舞台に立つ喜びを表現したテイタムは、今プレーオフで両チーム最多の平均27.0点に6.7リバウンド、5.9アシスト、1.22スティールをマーク。ウォリアーズとのレギュラーシーズン2試合でも平均26.5点、10.0リバウンド、5.0アシストと活躍を見せている。

 そんなフォワードについて、敵将スティーブ・カーHCは「最高級の選手の1人」と評し、サイズと強靭さ、スキルを兼備する点を警戒する。カリーも「ダイナミックなスコアラーだ。ディフェンスがどうガードしてくるかを読むことにおいても新たなレベルに達した。それにビッグゲームのクラッチタイムでも活躍していて厄介な選手」と、その実力を高く評価している。
 
 ファイナルでテイタムへ主にマッチアップしてくるのは、おそらくアンドリュー・ウィギンズとトンプソンだろう。特にウィギンズは今プレーオフでルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)といったエース格と対峙しており、「僕はチャレンジが大好きなんだ。テイタムと(ジェイレン)ブラウンはボストンでベストなオフェンシブプレーヤーだから、楽しみにしているよ」と意気込んでいた。

 最長で2週間にも及ぶ長丁場では、好調な試合もあれば、不発に終わる試合もあるだろう。だがテイタムは「自分の全てを持ち込んでみせる。あとはこの瞬間を楽しむだけ」と静かに闘志を燃やす。若きエースがセルティックスを球団史上18度目の頂点へと導けるか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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