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八村塁がU17W杯の歴代“大物選手”7位に選出!トップ2はNBAファイナルを戦う両チームのフォワード<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.06.14

 6位のバレットは2016年大会で平均18.4点をあげると、翌年のU19W杯では八村を上回る大会トップの21.6点をあげてカナダを優勝に導き、MVPに輝いている。その後、デューク大を経て八村と同じ19年のドラフトでニューヨーク・ニックスから3位指名を受けると、今季は平均20.0点と躍進した。

 同じくカナダのエースとして活躍したマレーは、2014年大会で平均16.4点。190分間のプレーでターンオーバーがわずか3つだったことも特筆されている。シモンズは2012年大会でエクサムとともにオーストラリアの準優勝に貢献。この時はまだ16歳になる直前だったが、平均9.0点、5.4リバウンドと非凡な才能を見せている。

 現在ワシントン・ウィザーズで八村とチームメイトのビールは2010年大会のMVP。大会3位の平均18.2点に加え、8試合で3ポイント31本、成功率47.7%と当時から抜群の得点力を発揮していた。昨年の東京五輪では初のフル代表として来日する予定だったが、コロナの影響で直前に出場辞退となった。
 
 ランキングのトップ2は、現在NBAファイナルを戦っているゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスの両フォワードだ。

 ウィギンズは2010年大会当時は15歳ながら、カナダ代表の主力として貢献。大会平均は8.1点ながら、準決勝ではアメリカ相手にチーム最多の20得点、3位決定戦では12得点、5リバウンドをあげて銅メダル獲得の一翼を担った。2014年のドラフトでは全体1位指名を受け、その後は期待に応えられない時期が続いたものの、今季は攻守万能なウイングとしてウォリアーズに不可欠な存在となっている。

 そのウィギンズと、現在NBAファイナルで激しいマッチアップを演じているのが、このランキングで1位に選出されたテイタムだ。同い年の八村と同じ2014年大会に出場すると、優勝したチームUSAの中で3位の11.3点。84点差で大勝した日本戦ではチーム最多の19得点を稼いでおり、鮮烈な印象を持った日本のファンも多いかもしれない。

 その期待通りに順調にステップアップを遂げたテイタムは、キャリア5年でオールスター選出3回、東京五輪では平均15.2点の活躍を見せ、U17W杯と五輪で金メダルを獲得した初の選手になった。特に今季はオールNBA1stチーム入りと、世界最高峰の舞台でも屈指のスター選手に成長。名門セルティックスを12年ぶりのファイナルに導き、自身初のリーグ制覇を目指している。

構成●ダンクシュート編集部
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