専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「上っ面のように感じることがある」――元NBA選手の発言にカリーは余裕の対応「せこくてごめんね」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.07

 ジェームズは「でも彼はドリブルしなくても点を取れる。スーパースターなんだ」と加えたものの、そこまでに話していた内容が先行してしまい、拡散される格好となった。

 すると、子どもたち向けのキャンプを開催中のカリーが、ジェームズの発言に対してコメント。地元メディア『NBC Sports Bay Area』へ「それは彼ら(子どもたち)にとっては良くないね。僕と同じくらい薄っぺらいんだもんね」と、ウィンクしながら白い歯を覗かせた。
 
 そして「せこくてごめんね。僕はすっごくせこいのさ。これからも続けていくよ。だって僕はそれが大好きだからね。ごめんよ」と笑い飛ばしていた。

 NBAキャリア2年で通算436得点(平均8.9点)のジェームズに対し、カリーは13年目を終えて2万64得点(平均24.3点)と両者の格が違うことは誰の目にも明らか。

 もしカリーが他の選手であれば、ジェームズに対して「お前が言う?」「そんなこと俺に言える資格あるのか?」といった言葉が飛んできてもおかしくないが、この件の対応からは彼の揺るがぬ自信がうかがえる。今回の発言はカリーのモチベーションをいっそう高める材料にしかならないだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号