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NBA

「NBAのスタイルに慣れてきた」八村塁が4年目に向け自信!課題にも言及「ディフェンス面で集中しないといけない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.13

 八村はセカンドユニットとしてダニエル・ギャフォードとともにプレーすることにも「彼とはもう2年一緒なので、彼に何ができるのかはよく分かっています。リバウンドも取れるし、リムプロテクトもできます。ディフェンスではお互いスイッチもできるので、良いコンビネーションだと思います」と話しており、特に問題はないようだ。

 ただ、昨季終了後に“課題”として挙げていたディフェンスについては明確にこう口にしていた。

「僕らのオフェンスは問題ないと思います。勝敗を決めるのはディフェンスだと思っています。相手チームの選手たちを毎試合しっかりと把握して、ディフェンス面で集中しないといけない。どのチームにも特徴の違いがあるので、スカウティングリポートをしっかり勉強しないといけません。誰がシューターで、誰がそうでないかなど、しっかりと把握する必要があります。

 ここ3年は若手選手が多かったので、相手選手の特徴、誰が右手のドライブが得意なのか、といったことなどがまだあまり分かりませんでした。そういうことがすごく大事です。このリーグでは相手を完全に止めることはできないので、できる限り、相手の長所を抑えることが大事になってきます」
 
 19日のインディアナ・ペイサーズとの開幕戦まで1週間。4年目の今季を“勝負の年”と掲げる24歳の日本人フォワードは、プレシーズン最終戦に向けて意気込みを語った。

「引き続き、ケミストリーの向上が課題になる。良くなってきているとは思います。次はニューヨークとの試合。相手は優れたチームなので、ディフェンスとケミストリーの向上に重点を置いて臨みたいです」

 ローテーションの座はほぼ手中に収めている八村。開幕戦出場はルーキーシーズン以来となるだけに、過去3シーズンで得た経験を最大限に生かしつつ、コート狭しと暴れ回ってほしい限りだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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