近代NBAでは稀有なケースとなっているウォリアーズのビッグ３は今季がラストシーズンになってしまうのか。トンプソンは「何が起こるかなんて誰にもわからないのさ」と切り出し、こう話していた。

「どうなろうと、（５度目の優勝を狙えることは）非常に困難なことであり、ものすごい機会なんだ。ドレイモンド、ステフ、アンドレ（イグダーラ）と一緒に５度目（のタイトル）を狙うチャンスを手にすることは、本当にクレイジーなこと。だから、僕はこのシーズンをすごく楽しみにしている」

　４個目のチャンピオンリングを受け取って迎えた18日のロサンゼルス・レイカーズ戦。ウォリアーズはホームで123－109の勝利を飾り、トンプソンは約20分のプレータイムで18得点、３アシストとまずまずのスタートを切った。
  　現役選手のうち、４度の優勝回数を誇るのはウォリアーズの４選手とレブロン・ジェームズ（レイカーズ）のみで、現役最多タイとなっている。

　もし今季ウォリアーズが連覇を達成すれば、ウォリアーズの４選手は５度目の優勝を手にする。コビー・ブライアント（元レイカーズ）、ティム・ダンカン（元サンアントニオ・スパーズ）らと肩を並べるだけに、さらなる優勝を目指して邁進してほしい限りだ。

文●秋山裕之（フリーライター）