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NBA

闘将バトラーがヒート球団社長のライリーに優勝を約束?「あなたに10個目のタイトルをもたらす」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.05

 そして、局面で憎たらしいまでの勝負強さを発揮したバトラーが25得点、15リバウンド、3アシストと復帰戦で見事なパフォーマンスを披露し、あらためて自身の実力を見せつけた。

 そのバトラーは2日、ヒートの公式SNSで発信された映像のなかで、揺るがぬ自信を口にしていた。

「ホワイトホットのヒートについて話す時というのは、プレーオフでたくさん勝ち上がり、チャンピオンシップの度量があるというふたつの言葉が挙がってくる。俺たちが一丸になってそのふたつをやり遂げれば、パット・ライリー、俺たちはあなたへ10個目のチャンピオンシップを勝ち取ってあげられるさ」

 77歳のライリーは、ヒートというフランチャイズを語るうえで欠かせない人物の1人。HC(ヘッドコーチ)、ゼネラルマネージャー、そして今ではバスケットボール運営部門の社長も務めるエグゼクティブであり、ヒートがこれまで経験した3度の優勝すべてに携わってきた。

 さらに、現役時代にはウイングプレーヤーとして、ロサンゼルス・レイカーズで1972年に優勝。レイカーズのアシスタントコーチとして1980年、指揮官として1982、85、87、88年にもチャンピオンシップを勝ち取っており、通算9度の優勝回数を誇る。
 
 70代後半ながら、勝利へ飽くなき執念を見せるライリーは、エリック・スポールストラHC指揮の下、バトラーとアデバヨを中心とした布陣で新たなチャンピオンシップ獲得を狙っている。

 現チームは2020年にNBAファイナルへ進出しており、昨季も頂上決戦進出まであと1勝に迫ったことから、依然としてリーグ屈指の実力を有するチームと言っていい。

「俺のチームは自分の復帰を歓迎し、俺の仕事をさせてくれた。チームにとって大きな勝利になった」と、セルティックス戦に手応えを感じたバトラー率いるヒートが、ここから白星先行となって巻き返していく可能性は十分にありそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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