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NBA

ウェイド、バトラーとヒートの新旧エースを輩出。マーケット大の歴代最強メンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.09.03

マーケット大出身の代表格であるウェイド(左)とバトラー(右)。ヒートの新旧エースはブルズで1年の共闘経験もある。(C)Getty Images

マーケット大出身の代表格であるウェイド(左)とバトラー(右)。ヒートの新旧エースはブルズで1年の共闘経験もある。(C)Getty Images

 1910年に創設され、NBA(1946年)より古い歴史を持つNCAA(全米大学体育協会)は、プロを目指す若手選手たちにとってNBA入りの“王道ルート”であり、時代を問わず何人ものスーパースターをNBAに送り出してきた。

 では、カレッジとNBAで実績を残した選手を対象に、大学別に最強メンバーを選出した場合、どんな顔ぶれになるのか。『THE DIGEST』では、双方に精通する識者に依頼し、各大学のベストメンバーを選んでもらった。

 今回はマーケット大編をお届け。大学としての実績は全米制覇1回と中堅クラスだが、OBにはドゥエイン・ウェイド、現役のジミー・バトラーといった好プレーヤーを輩出している。過去のレジェンドまで遡ると、どのような布陣が出来上がるのだろうか。
 
【ポイントガード】
ドック・リバース

1961年10月13日生。193cm・84kg
カレッジ成績:89試合、平均13.9点、3.3リバウンド、4.6アシスト
NBA成績:864試合、平均10.9点、3.0リバウンド、5.7アシスト

 2008年にボストン・セルティックスで優勝、現在はフィラデルフィア・セブンティシクサーズを率いる名指揮官は、現役時代も優秀なPGだった。1983年のドラフト2巡目31位でアトランタ・ホークスに入団すると、持ち前の俊敏さを生かして84-85シーズンはリーグ5位の平均2.36スティール。86-87シーズンにはリーグ3位の823アシスト(平均10.0本)を繰り出し、これはホークスの球団記録として今も破られていない。

 キャリア通算でも4889アシスト、1563スティールはいずれもウェイドに次ぎ、マーケット大OBで2位となっている。本名はグレン・アントン・リバースで、”ドック”とはドクターJ(ジュリアス・アービング)のTシャツを着ていたことから、マーケット大の名物コーチであるリック・マジェラスに命名されたニックネームだった。

 おじのジム・ブリューワーはNBAで9年プレーしたフォワード、息子のオースティンは現デンバー・ナゲッツ、娘婿もシクサーズのセス・カリーというバスケットボール一家である。
 
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