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NBA

「ワシントンに戻れるのはめちゃくちゃ楽しみ」古巣凱旋の名手ウォールを地元ファンが歓迎「ホームのように感じる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.11

 ウォールは2020年12月にウィザーズからヒューストン・ロケッツへトレードされ、2021年2月にはロケッツの一員としてワシントンDCへ凱旋。この時は29得点、11アシストと活躍していた。

 ただ、ウィザーズはフランチャイズの功労者へトリビュートビデオも流したのだが、当時は新型コロナウイルスのパンデミックのため無観客試合。そのため、今回は移籍後初めてワシントンのファンの前でプレーすることとなった。

 ウィザーズ時代のウォールは、573試合(うち先発561試合)に出場して平均19.0点、4.3リバウンド、9.2アシスト、1.7スティールをマーク。平均アシストに加え、通算5282アシスト、同976スティールは今もなお球団最多記録となっている。

 また、チームの大黒柱として4度のプレーオフへ出場し、カンファレンス・セミファイナルへ3度進出。特に2017年には、ボストン・セルティックス相手にシリーズ最終第7戦までもつれる大激戦を演じる原動力となった。
 
 今夏にロケッツからウェイブ(放出)され、クリッパーズ入りしたウォールは、ここまで21試合の出場で平均22.0分、12.6点、2.6リバウンド、5.8アシストをマーク。オールスター選出5度を誇る32歳のベテラン司令塔は、20得点以上を2度、2桁アシストも2度残している。

 今季22戦目の出場で初のスターターを務めたこのゲームでは、13得点(フィールドゴール5/13、3ポイント0/4、フリースロー3/4)、1リバウンド、3アシスト、2スティール、1ブロックをマーク。試合前にはトリビュートビデオが流され、ファンから盛大な歓迎を受けた。

 試合は接戦を制したクリッパーズが114-107で勝利。ウィザーズの連敗が6に伸びた一方、クリッパーズは連敗を2でストップし、今季成績を15勝13敗(勝率53.6%)としている。

文●秋山裕之(フリーライター)
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