ちなみに、州ごとのトップ閲覧選手で意外だったのはアラバマ州。同州出身選手はチャールズ・バークレー（元サンズほか）、ベン・ウォーレス（元デトロイト・ピストンズほか）という殿堂入り選手、さらに優勝７度を誇るロバート・オリー（元レイカーズほか）、現役のハーバート・ジョーンズ（ニューオリンズ・ペリカンズ）など多いが、今年最も閲覧された選手はローランド・ブラックマン。　

　1980年代から90年代序盤にかけて13シーズンをマブズとニューヨーク・ニックスでプレーしたブラックマンは、キャリア平均18.0点、3.3リバウンド、3.0アシストを残し、オールスターに４度選ばれた。
  　だが本人はパナマ生まれで、高校はニューヨーク州ブルックリン、大学もカンザス州大と、アラバマ州とは縁がないにもかかわらず１位となったことで、異色の構図となった。

　その詳細な理由は不明だが、このサイトでブラックマンは「rol（Rolando）」、あるいは「bl（Blackman）」と入力した時点で真っ先に出てくるため、それをクリックした、または違う選手を見ようとした際に先走ってヒットしてしまったのかもしれない。

文●秋山裕之（フリーライター）