そうして2022－23シーズンを迎えたセルティックスは、序盤から順調に勝ち星を伸ばし、リーグトップの戦績をマーク。ファイナルでの敗戦を乗り越え、新たなチームを形成している。

「僕のマインドセットは、（昨季ファイナルの）あとから違うものになった。今なら何が必要なのかわかっているし、どういうものなのかを知っている。今の自分には何をすべきかわかっているよ」
  　24歳のオールスターフォワードはそう語り、ファイナル返り咲き、そして自身初のチャンピオンリング獲得に向けてそう意気込んでいた。レギュラーシーズンはまだ半ば、セルティックスも34試合を消化と折り返し地点にも到達していない。４月中旬まで続く長丁場のなかで、一丸となってまた新たなチームを作り上げているセルティックスとテイタムの戦いぶりに、これからも注目していきたい。

文●秋山裕之（フリーライター）

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