ゴールデンステイト・ウォリアーズにとって、2022-23シーズンはリーグ2連覇を目指すシーズンとなる。
チームは2014-15シーズンからの8年間でファイナル進出6回、リーグ優勝を果たした。昨季初のファイナルMVPに輝いたステフィン・カリーが大黒柱なのは間違いないが、スティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)が就任と同時にドレイモンド・グリーンをレギュラーに定着させたと同時にチームの成功は始まっている。
グリーンはポイントフォワードとして攻撃の起点となり、守備ではエースストッパーとして奮闘。キャリア通算685試合で平均8.7点、6.9リバウンド、5.4アシスト、1.39スティール、1.04ブロックと数字上は一見平凡に見えるが、最優秀守備選手賞やスティール王(ともに2017年)、オールディフェンシブ1stチーム選出4回(15~17、21年)、オールスター出場4回(16~18、22年)など、リーグ優勝4回を語るうえでは欠かせない存在だ。
そんなグリーンは現地時間10月5日にプールともめた末にパンチを見舞ったと報じられ、米メディア『TMZ』がその映像をリークして波紋を呼んだ。ウォリアーズはグリーンへ罰金こそ科したものの、出場停止処分にはせず、13日にチームへ復帰すると運びとなった。
クリーブランド・キャバリアーズと対戦した2016年のNBAファイナル、グリーンはシリーズ第4戦でレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)との接触でコートに倒れた際、腕を振って相手の股間付近を叩いてしまい、フレイグラントファウル判定。累積による出場停止で第5戦を欠場することになり、3勝1敗からの大逆転負けという悲劇を味わう戦犯となった過去もある。
問題児の一面は否めないとはいえ、2016-17シーズンにウォリアーズで優勝を経験した元NBA選手のマット・バーンズは、カリーやクレイ・トンプソン、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)が優勝を果たしたファクターに話題に上がるなかで、グリーンこそがキーマンだと『Club Shay Shay』で主張した。
「ドレイモンドは組織の、街のハート&ソウルだ。外から見ていても分かるが、このチーム(ウォリアーズ)はドレイモンド・グリーンなしでは優勝できない。こじつけでも物議を醸すことでもなく、単なる事実だ。ステフ(カリー)のようにシュートを打ったり、レブロンのようにジャンプする必要はない。
ドレイモンドは本当に頭がよく、最もスマートな選手の1人だ。ドレイモンドが殿堂入りしたら、みんなはどうやって殿堂入りしたんだと尋ねるだろう。スタッツシートはすべてを語ってはくれない。彼はウィナー(勝者)なんだ」
これまでも周囲の雑音を結果でかき消してきたグリーン。来たる2022-23シーズンにどのようなプレーを見せるのか、注目が集まる。
構成●ダンクシュート編集部
チームは2014-15シーズンからの8年間でファイナル進出6回、リーグ優勝を果たした。昨季初のファイナルMVPに輝いたステフィン・カリーが大黒柱なのは間違いないが、スティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)が就任と同時にドレイモンド・グリーンをレギュラーに定着させたと同時にチームの成功は始まっている。
グリーンはポイントフォワードとして攻撃の起点となり、守備ではエースストッパーとして奮闘。キャリア通算685試合で平均8.7点、6.9リバウンド、5.4アシスト、1.39スティール、1.04ブロックと数字上は一見平凡に見えるが、最優秀守備選手賞やスティール王(ともに2017年)、オールディフェンシブ1stチーム選出4回(15~17、21年)、オールスター出場4回(16~18、22年)など、リーグ優勝4回を語るうえでは欠かせない存在だ。
そんなグリーンは現地時間10月5日にプールともめた末にパンチを見舞ったと報じられ、米メディア『TMZ』がその映像をリークして波紋を呼んだ。ウォリアーズはグリーンへ罰金こそ科したものの、出場停止処分にはせず、13日にチームへ復帰すると運びとなった。
クリーブランド・キャバリアーズと対戦した2016年のNBAファイナル、グリーンはシリーズ第4戦でレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)との接触でコートに倒れた際、腕を振って相手の股間付近を叩いてしまい、フレイグラントファウル判定。累積による出場停止で第5戦を欠場することになり、3勝1敗からの大逆転負けという悲劇を味わう戦犯となった過去もある。
問題児の一面は否めないとはいえ、2016-17シーズンにウォリアーズで優勝を経験した元NBA選手のマット・バーンズは、カリーやクレイ・トンプソン、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)が優勝を果たしたファクターに話題に上がるなかで、グリーンこそがキーマンだと『Club Shay Shay』で主張した。
「ドレイモンドは組織の、街のハート&ソウルだ。外から見ていても分かるが、このチーム(ウォリアーズ)はドレイモンド・グリーンなしでは優勝できない。こじつけでも物議を醸すことでもなく、単なる事実だ。ステフ(カリー)のようにシュートを打ったり、レブロンのようにジャンプする必要はない。
ドレイモンドは本当に頭がよく、最もスマートな選手の1人だ。ドレイモンドが殿堂入りしたら、みんなはどうやって殿堂入りしたんだと尋ねるだろう。スタッツシートはすべてを語ってはくれない。彼はウィナー(勝者)なんだ」
これまでも周囲の雑音を結果でかき消してきたグリーン。来たる2022-23シーズンにどのようなプレーを見せるのか、注目が集まる。
構成●ダンクシュート編集部
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