こうして、マブズにドンチッチ&アービングという多彩なスキルを誇る“スーパーデュオ”が誕生。チームは昨オフ、ドンチッチに次ぐ第2の得点源であるジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)をFA戦線で失っていただけに、待望のスター獲得となった。
ドンチッチは今季平均33.4点、8.9リバウンド、8.2アシスト、1.5スティールをマークするスーパーオールラウンダー。アービングは平均27.1点、5.1リバウンド、5.3アシストにフィールドゴール成功率48.6%、3ポイント成功率37.4%(平均3.3本成功)、フリースロー成功率88.3%を記録しているほか、歴代最高級と評されるボールハンドリング、スコアリングガードとして申し分ないシュート力と豊富なスキル、さらに勝負強さも備わったクラッチシューター。ともに類い稀な攻撃力を誇る、超オフェンシブデュオがダラスに誕生したと言えるだろう。
もし2人がフィットせず、期待されたほどの相乗効果が得られなければ、オフの延長契約は見送られ“マブズ版アービング”は約半年で見納めとなってしまう可能性もある。それでも、この強力ガードデュオが共存できるならば、その破壊力は計り知れない。
2人が噛み合うのかともうひとつ、気になるのは他チームがアービング獲得のためにネッツ側へ提示したオファーだ。
『The Athletic』と『The Ringer』のリポートをまとめると、サンズはクリス・ポール、ジェイ・クラウダー、ドラフト1巡目指名権、クリッパーズはテレンス・マン、ルーク・ケナード、将来のドラフト1巡目指名権とドラフト1巡目指名権の交換権2本を提示。また、有力な移籍先候補と見られていたレイカーズは、ラッセル・ウエストブルックと2本のドラフト1巡目指名権(2027、29年)というアセットをネッツに提示していたという。
だが、ネッツはレイカーズにオースティン・リーブスやマックス・クリスティのような若手を複数加えることを要求し、最終的に成立せず。結局、一昨季までチームに在籍したポイントガードのディンウィディーを呼び戻し、新たなウイングにフィニー・スミス、そして複数のドラフト指名権を加えることができるマブズのパッケージを選択した。
リーグを揺るがした今回のビッグトレード。9日のデッドラインまでは数日の猶予があるだけに、この取引が、水面下でトレード計画を進めているチームの動きに拍車をかけるきっかけとなるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ドンチッチは今季平均33.4点、8.9リバウンド、8.2アシスト、1.5スティールをマークするスーパーオールラウンダー。アービングは平均27.1点、5.1リバウンド、5.3アシストにフィールドゴール成功率48.6%、3ポイント成功率37.4%(平均3.3本成功)、フリースロー成功率88.3%を記録しているほか、歴代最高級と評されるボールハンドリング、スコアリングガードとして申し分ないシュート力と豊富なスキル、さらに勝負強さも備わったクラッチシューター。ともに類い稀な攻撃力を誇る、超オフェンシブデュオがダラスに誕生したと言えるだろう。
もし2人がフィットせず、期待されたほどの相乗効果が得られなければ、オフの延長契約は見送られ“マブズ版アービング”は約半年で見納めとなってしまう可能性もある。それでも、この強力ガードデュオが共存できるならば、その破壊力は計り知れない。
2人が噛み合うのかともうひとつ、気になるのは他チームがアービング獲得のためにネッツ側へ提示したオファーだ。
『The Athletic』と『The Ringer』のリポートをまとめると、サンズはクリス・ポール、ジェイ・クラウダー、ドラフト1巡目指名権、クリッパーズはテレンス・マン、ルーク・ケナード、将来のドラフト1巡目指名権とドラフト1巡目指名権の交換権2本を提示。また、有力な移籍先候補と見られていたレイカーズは、ラッセル・ウエストブルックと2本のドラフト1巡目指名権(2027、29年)というアセットをネッツに提示していたという。
だが、ネッツはレイカーズにオースティン・リーブスやマックス・クリスティのような若手を複数加えることを要求し、最終的に成立せず。結局、一昨季までチームに在籍したポイントガードのディンウィディーを呼び戻し、新たなウイングにフィニー・スミス、そして複数のドラフト指名権を加えることができるマブズのパッケージを選択した。
リーグを揺るがした今回のビッグトレード。9日のデッドラインまでは数日の猶予があるだけに、この取引が、水面下でトレード計画を進めているチームの動きに拍車をかけるきっかけとなるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- 「本心では悪いと思っていない」“不適切投稿”で謝罪のアービングを名手ジャバーが糾弾「彼が変わる希望はほぼない」<DUNKSHOOT>
- アービングの“コート外の言動”を元NBA選手が糾弾「いったいどうやって彼を信頼するんだい?」<DUNKSHOOT>
- 「キャリアが終わった後、すぐにすべき」キャブズのラブが元同僚アービングの欠番入りをプッシュ!「議論の余地はない」<DUNKSHOOT>
- ネッツで“最も替えが利かない選手”はデュラントではなくアービング?「カイリーよりKDの代わりになる方が簡単」と現地記者が主張<DUNKSHOOT>
- 「カイリーは嫌っていない」アービングの代理人がネッツとの関係悪化を否定。一方で首脳陣の去就にはノーコメント<DUNKSHOOT>