とはいえ、ウォリアーズ側からすれば、納得していないことがあるのは事実。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、NBAがウォリアーズ側から苦情を受けたと報じていることから、今後リーグがブレイザーズを調査し、何らかの罰則が科される可能性がある。
また、11日にペイトン二世の代理人を務めるアーロン・グッドウィンは「クライアントがブレイザーズでプレーするためにトラドールの注射を打ったことなどない」と米メディア『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者へ語っていることから、今後も問題解決に向けてリーグが問い詰めていくことが予想されている。
また、匿名の情報源によれば、ペイトン二世がすでにブレイザーズへいたくなかったと示唆していたことが今回のトレードの要因であり、ウォリアーズへ復帰できることで舞い上がっていたと『The Athletic』が報じていたことから、ペイトン二世はブレイザーズ側に何らかの不満を抱えていたのかもしれない。
昨夏のFA移籍はビジネス上の決断だったとはいえ、もともとペイトン二世はウォリアーズとの再契約を望んでいた。エネルギッシュかつ献身的なプレーでファンからも愛されたロールプレーヤーは、ウォリアーズのシステムにもフィットしていた。
また、地元スポーツ専門局『NBC Sports Bay Area』によると、昨季プレーオフのカンファレンス・セミファイナル第2戦で左ヒジ骨折と靭帯損傷によって戦線離脱したものの、NBAファイナルで復帰を飾っていたことで、ペイトン二世はウォリアーズのコーチングスタッフを信頼していたという。
ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、クレイ・トンプソン、ジョーダン・プール、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニーという強固な基盤を擁するウォリアーズにおいて、昨季ペイトン二世はカリーとコートにいた時間帯で、2メンラインナップとしては誰よりも高いネットレーティング(+16.9)を残していた。
そしてプレーオフを勝ち上がる上でカギとなったディフェンス面で、グリーンをセンター起用し、ペイトン二世をコートへ送り込んだ時間帯で、チームは97.7というディフェンシブ・レーティングを記録していた。こういったポジティブな要素も、ウォリアーズが今回のトレード成立を望んだ理由のひとつと言えるだろう。
現時点でペイトン二世の復帰時期は未定だが、昨季までの2シーズンをともにしたウォリアーズのコーチングスタッフとの二人三脚で健康体を取り戻し、再びコートで躍動する日を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
また、11日にペイトン二世の代理人を務めるアーロン・グッドウィンは「クライアントがブレイザーズでプレーするためにトラドールの注射を打ったことなどない」と米メディア『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者へ語っていることから、今後も問題解決に向けてリーグが問い詰めていくことが予想されている。
また、匿名の情報源によれば、ペイトン二世がすでにブレイザーズへいたくなかったと示唆していたことが今回のトレードの要因であり、ウォリアーズへ復帰できることで舞い上がっていたと『The Athletic』が報じていたことから、ペイトン二世はブレイザーズ側に何らかの不満を抱えていたのかもしれない。
昨夏のFA移籍はビジネス上の決断だったとはいえ、もともとペイトン二世はウォリアーズとの再契約を望んでいた。エネルギッシュかつ献身的なプレーでファンからも愛されたロールプレーヤーは、ウォリアーズのシステムにもフィットしていた。
また、地元スポーツ専門局『NBC Sports Bay Area』によると、昨季プレーオフのカンファレンス・セミファイナル第2戦で左ヒジ骨折と靭帯損傷によって戦線離脱したものの、NBAファイナルで復帰を飾っていたことで、ペイトン二世はウォリアーズのコーチングスタッフを信頼していたという。
ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、クレイ・トンプソン、ジョーダン・プール、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニーという強固な基盤を擁するウォリアーズにおいて、昨季ペイトン二世はカリーとコートにいた時間帯で、2メンラインナップとしては誰よりも高いネットレーティング(+16.9)を残していた。
そしてプレーオフを勝ち上がる上でカギとなったディフェンス面で、グリーンをセンター起用し、ペイトン二世をコートへ送り込んだ時間帯で、チームは97.7というディフェンシブ・レーティングを記録していた。こういったポジティブな要素も、ウォリアーズが今回のトレード成立を望んだ理由のひとつと言えるだろう。
現時点でペイトン二世の復帰時期は未定だが、昨季までの2シーズンをともにしたウォリアーズのコーチングスタッフとの二人三脚で健康体を取り戻し、再びコートで躍動する日を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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