八村がレイカーズへ移籍してから２か月が経過。チームメイトにはバスケットを熟知するレブロン、攻守でハイレベルなビッグマンのデイビスという、最高のお手本がいるため、コート内外で学ぶ機会が増えているのは間違いない。

　フロントコートにはレブロンとデイビスのほか、ジャレッド・ヴァンダービルトやウェニエン・ガブリエル、モー・バンバ（左足首の捻挫で欠場中）といった選手がいるが、ポストシーズンへ向けて、守備面でもインパクトを放ち始めた八村がベンチに控えていることは、チームにとって大きな強みと言っていいだろう。
  「一度リズムに乗れば、僕はゲームを読むことができますし、より速く動けます。ポジションをとって、よりフィジカルになることができます」という八村の言葉には自信が溢れていた。

　２年ぶりのプレーオフ進出を目指すレイカーズで、八村は着実にステップアップしているだけに、その期待は膨らむばかりだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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