ニックスの選手がプレーオフで3試合連続の30得点以上を奪ったのは90年のユーイング以来。昨季ダラス・マーベリックスのカンファレンス決勝進出に大きく貢献した男は、移籍1年目で強烈なインパクトを残した。
これには敵将のスポールストラHCも、「なぜあの男がオールスターやオールNBAに入っていないんだ?」と絶賛した。
「彼は入るべきだ。彼がまだウエストにいてくれたらと思うくらいだ。競争相手としてリスペクトしなければいけないね。まるでロッカールームにいるこのチームの選手たちみたいだよ。彼には強固な意志がある」
ブランソンはレギュラーシーズンで自己ベストの平均24.0点、3.5リバウンド、6.2アシストを残すと、プレーオフではさらにその数字を伸ばし、11試合で平均27.8点、4.9リバウンド、5.6アシストをマーク。
ヒートとのシリーズでは厳しいマークに遭うも、両チームトップの平均42.4分の出場で、31.0点に5.5リバウンド、6.3アシスト。フィールドゴール成功率50.4%、フリースロー成功率89.1%に加え、ターンオーバーを平均1.8本に抑えるなど、ニックスのベストプレーヤーとしてチームを引っ張った。
シボドーHCも、そんなブランソンに対して最大級の賛辞を送っている。
「このプレーオフを観ていれば、彼がリーグでもベストプレーヤーの1人だと分かるはずだ。彼はコートに立って毎晩活躍している。ヒートは素晴らしいディフェンシブチームなのだから、そのなかで彼がこなしたことは称賛に値する。彼は若い(26歳)から、もっと上手くなっていくよ」
2018年のドラフト2巡目全体33位でNBA入りしたブランソンは、今季がキャリア5年目。ニックス加入1年目はオールスターやオールNBAチーム入りこそできなかったものの、両指揮官から絶賛されるほど選手としての評価を高めたことは間違いない。
そのブランソンはシリーズ終了後、今季をこのように振り返っていた。
「この組織の一員になれて本当に嬉しい。ニューヨークは素晴らしいね。ファンのみんなが最高なんだ。すでに来年が楽しみで仕方ないよ。きっと楽しいことになる。僕らはチームメイトとして互いに証明することがたくさんある。ニューヨークのみんな、僕らにとって最高の年になった。自分たちのゲームを磨き続けて、自信を植えつけていきたい。そしてもっと前進し、一丸となってやっていきたい」
昨年のプレーオフに続き、新天地でも大舞台で躍動してみせたブランソン。ジュリアス・ランドルやRJ・バレット、ジョシュ・ハート、ミッチェル・ロビンソン、クエンティン・グライムズといった現メンバーとともに、来季もこの男がニックスを引っ張っていくだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
これには敵将のスポールストラHCも、「なぜあの男がオールスターやオールNBAに入っていないんだ?」と絶賛した。
「彼は入るべきだ。彼がまだウエストにいてくれたらと思うくらいだ。競争相手としてリスペクトしなければいけないね。まるでロッカールームにいるこのチームの選手たちみたいだよ。彼には強固な意志がある」
ブランソンはレギュラーシーズンで自己ベストの平均24.0点、3.5リバウンド、6.2アシストを残すと、プレーオフではさらにその数字を伸ばし、11試合で平均27.8点、4.9リバウンド、5.6アシストをマーク。
ヒートとのシリーズでは厳しいマークに遭うも、両チームトップの平均42.4分の出場で、31.0点に5.5リバウンド、6.3アシスト。フィールドゴール成功率50.4%、フリースロー成功率89.1%に加え、ターンオーバーを平均1.8本に抑えるなど、ニックスのベストプレーヤーとしてチームを引っ張った。
シボドーHCも、そんなブランソンに対して最大級の賛辞を送っている。
「このプレーオフを観ていれば、彼がリーグでもベストプレーヤーの1人だと分かるはずだ。彼はコートに立って毎晩活躍している。ヒートは素晴らしいディフェンシブチームなのだから、そのなかで彼がこなしたことは称賛に値する。彼は若い(26歳)から、もっと上手くなっていくよ」
2018年のドラフト2巡目全体33位でNBA入りしたブランソンは、今季がキャリア5年目。ニックス加入1年目はオールスターやオールNBAチーム入りこそできなかったものの、両指揮官から絶賛されるほど選手としての評価を高めたことは間違いない。
そのブランソンはシリーズ終了後、今季をこのように振り返っていた。
「この組織の一員になれて本当に嬉しい。ニューヨークは素晴らしいね。ファンのみんなが最高なんだ。すでに来年が楽しみで仕方ないよ。きっと楽しいことになる。僕らはチームメイトとして互いに証明することがたくさんある。ニューヨークのみんな、僕らにとって最高の年になった。自分たちのゲームを磨き続けて、自信を植えつけていきたい。そしてもっと前進し、一丸となってやっていきたい」
昨年のプレーオフに続き、新天地でも大舞台で躍動してみせたブランソン。ジュリアス・ランドルやRJ・バレット、ジョシュ・ハート、ミッチェル・ロビンソン、クエンティン・グライムズといった現メンバーとともに、来季もこの男がニックスを引っ張っていくだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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