「自分たちが何をしようと(試合を)支配してくる男、それこそが相手の最重要人物なんだ。ヒートはそれがマレーだと決断し、止めなければいけない男にしたんだと思う。そこでラブを先発させ、バトラーをマレーにつけた。マレーをブリッツ(ピック&ロールや2メンゲームの際にボールマンに突如ダブルチームで襲い掛かるプレー)したりして、彼をゲームから追い出そうとしていたんだ」とカーHCは振り返る。
第1戦で、ヒートはマレーにヴィンセントやケイレブ・マーティンらをぶつけるも、26得点、10アシストを奪われて敗退。ただ、バトラーがマレーについた1分29秒は無得点、1アシストに封じていた。
そこで第2戦では、マレー対策にチーム№1ディフェンダーのバトラーを送り込んだ。6分39秒のマッチアップで8得点、4アシスト、フィールドゴール成功率50.0%(3/6)を許したものの、バトラーの粘着気質かつフィジカルな守備でマレーの動きを制限させたため、ヒートの狙いは的中したと言えるのかもしれない。
もっとも、NBAのプレーオフは同じ相手に4勝をあげなければならない。7日に行なわれる第3戦でナゲッツとマイケル・マローンHCがどんな策を講じてくるのか、スポールストラHCの試合中のアジャストも必見の一戦となりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
トンプソンからの“ゴルフの誘い”でウォリアーズの敗北を自覚したイグダーラ「平手打ちをされた気分だ」<DUNKSHOOT>
「優勝すればガーネットやノビツキーより上」現地アナリストがヨキッチとレジェンドを比較「引退時はデュラントも超える」<DUNKSHOOT>
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