なかでもハーデンは古巣ヒューストン・ロケッツへの帰還や他球団への移籍も噂されてきただけに、この男が完全FAになることで、今年の移籍市場は一気に過熱するだろう。

　そのほか、ウィザーズのカイル・クーズマ（プレーヤーオプション／フォワード）、ラプターズのヤコブ・パートル（完全FA／センター）とゲイリー・トレントJr.（プレーヤーオプション／ガード）、ユタ・ジャズのジョーダン・クラークソン（プレーヤーオプション／ガード）、サクラメント・キングスのハリソン・バーンズ（完全FA／フォワード）も、その去就が注目を集めるはずだ。
  　さらに、レイカーズのオースティン・リーブス（ガード）と八村塁（フォワード）、ブルックリン・ネッツのキャム・ジョンソン（フォワード）、シャーロット・ホーネッツのＰＪ・ワシントン（フォワード）といった制限付きFA組の動向も気になるところ。

　日本人NBA選手では八村がキャリア初のFA戦線へ臨むほか、今季ネッツで自己最高のシーズンを送った渡邊雄太も完全FAになる。両選手がどのチームとどのような契約を結ぶことになるのかも必見だ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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