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NBA

「正直イラついてる」とエースも憤慨!判定に苦しむ八村塁、”演技力”が飛躍のカギか

秋山裕之

2019.12.10

ファウルを誘うための“演技力”もNBA選手にとっては必要なことだ。(C)Getty Images

ファウルを誘うための“演技力”もNBA選手にとっては必要なことだ。(C)Getty Images

 ウィザーズはこれからアウェー3連戦を迎える。敵地でのコールはホームよりもシビアになる可能性もあるだけに、レフェリーの判定にフラストレーションを溜める状況も多々ありそうだ。

 とはいえ、八村に関しては、NBA選手の必須スキルとも言える“ある部分”を磨けば、今後ファウルをもらえる場面も増えるだろう。

「ルイはさまざまな形でチームの力になっている。まだシーズンの4分の1しか戦っていないが、その貢献度はかなり高い。ルーキーでこれほど多彩なスコアラーは彼だけではないだろうか? (キャリアが)始まったばかりだけど、これからが楽しみだ」
 
 そうブルックスHCが絶賛した八村に対し、対戦チームはマークをよりきつくしてくるはず。前回のクリッパーズ戦でキャリアハイの30得点を叩き出したことで、「ディフェンス面で相手もアジャストしてきたな、と感じました」と八村も振り返っており、今後はシュートタッチが悪い日にも安定して得点を稼げるように、フリースローを確実に獲得していく必要がある。

 そのためには、プレーの質の向上に加え、相手にコンタクトされた時に両手両足をもっと大げさに広げたり、大声を出すといった“演技力”も大事な要素になってくる。そうしたアピール力を磨くことができれば、これまで以上にファウルをコールしてもらえるだろう。

 現在のウィザーズは、トーマス・ブライアントやアイザイア・トーマスなど得点源が欠場しているだけに、八村には八面六臂の働きが求められる。勝利がマストなこの3連戦を最高の結果で終えるためにも、積極的なアタックで相手のファウルを誘い、フリースローから多くの得点を奪ってほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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