ちょうどその頃エフェスは、2016-17シーズンにユーロリーグ優勝を成し遂げた同国トルコのライバル、フェネルバフチェに追いつけ追い越せと、アタマンHCを舵取り役に本格的な強化に乗り出した時期。ミチッチはそのチームの主力として入団初年度からエース級のパフォーマンスを発揮すると、10年ぶりの国内リーグ優勝に貢献した。
さらに冒頭にも記したように、ユーロリーグ2連覇という快挙を達成する立役者にもなった。2022-23シーズンは悲願の3連覇は叶わなかったが、リーグ優勝は果たし、ミチッチは全コンペティション合わせて62試合に出場。平均16.1点、5.0アシストと、エースらしい活躍で花道を飾った。
ミチッチの保有権は、2020年の冬、ダニー・グリーンとアル・ホーフォードが絡んだトレードの一環でシクサーズからサンダーに譲渡された。昨年のオフにもサンダー入りの噂はあったが、プレータイムが得られそうにないことを理由に、回避したと報じられている。
サンダーは昨季、プレーインでミネソタ・ティンバーウルブズに敗れて惜しくもプレーオフ進出を逃したが、若手が育ち、勢いがある。2020年のドラフトでNBA入りした同胞のパワーフォワード、アレクセイ・ポクシェフスキーもその1人だ。もう一皮剥けたい感のある“ポク”にとっては、自分を上手く使ってくれそうなミチッチの加入は、覚醒のチャンスとなるかもしれない。
196cm、92kgのコンボガードは、的確にパスを捌いて周りを上手く使えるだけでなく、クラッチシューターとしても超一流だ。そうした“ここぞ”という場面でのインパクトは絶大だが、自らが目立つプレーで勝機を手繰り寄せるタイプでは決してない。よって、欧州のバスケファンの間では「チームプレーに徹するナゲッツのようなチームが向いている」といった声も聞かれる。
実際、NBAでヨキッチとの共闘を見てみたい気もするが、ジェイレン・ウィリアムズにシェイ・ギルジャス・アレキサンダーらが陣取るサンダーのロスターに、知的派ミチッチがどう食い込んでいくか。彼のようなタイプの欧州人ガードのNBAでの成功例は決して多くないだけに、彼がその前例を破れるかにも期待したいところだ。
さらに冒頭にも記したように、ユーロリーグ2連覇という快挙を達成する立役者にもなった。2022-23シーズンは悲願の3連覇は叶わなかったが、リーグ優勝は果たし、ミチッチは全コンペティション合わせて62試合に出場。平均16.1点、5.0アシストと、エースらしい活躍で花道を飾った。
ミチッチの保有権は、2020年の冬、ダニー・グリーンとアル・ホーフォードが絡んだトレードの一環でシクサーズからサンダーに譲渡された。昨年のオフにもサンダー入りの噂はあったが、プレータイムが得られそうにないことを理由に、回避したと報じられている。
サンダーは昨季、プレーインでミネソタ・ティンバーウルブズに敗れて惜しくもプレーオフ進出を逃したが、若手が育ち、勢いがある。2020年のドラフトでNBA入りした同胞のパワーフォワード、アレクセイ・ポクシェフスキーもその1人だ。もう一皮剥けたい感のある“ポク”にとっては、自分を上手く使ってくれそうなミチッチの加入は、覚醒のチャンスとなるかもしれない。
196cm、92kgのコンボガードは、的確にパスを捌いて周りを上手く使えるだけでなく、クラッチシューターとしても超一流だ。そうした“ここぞ”という場面でのインパクトは絶大だが、自らが目立つプレーで勝機を手繰り寄せるタイプでは決してない。よって、欧州のバスケファンの間では「チームプレーに徹するナゲッツのようなチームが向いている」といった声も聞かれる。
実際、NBAでヨキッチとの共闘を見てみたい気もするが、ジェイレン・ウィリアムズにシェイ・ギルジャス・アレキサンダーらが陣取るサンダーのロスターに、知的派ミチッチがどう食い込んでいくか。彼のようなタイプの欧州人ガードのNBAでの成功例は決して多くないだけに、彼がその前例を破れるかにも期待したいところだ。
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