いよいよ今年のNBAドラフトが今週(6月23日)に迫った。
1位指名はフランスの新星、ヴィクター・ウェンバンヤマでほぼ確実という今回のドラフト。ただ、フランス出身選手ではメトロポリタンズ92でウェンバンヤマと共闘したビラル・クリバリや、ニュージーランド・ブレイカーズですでにプロデビューしているライアン・ルパートも1巡目指名候補に挙がっている。
そしてもう1人、1巡目後半での指名が予想されるフランス国籍の逸材が、Gリーグ・イグナイトに所属するシディ・シソコだ。
彼の父ヤヤ・シソコは元セネガル代表のパワーフォワードで、モスクワ五輪出場経験を持つが、息子のシディはフランスで生まれ、同国のU18代表として昨年の欧州選手権にも出場している。
2004年4月2日生まれの19歳は、身長198cmのスウィングマン。地元のパリ近郊でバスケを始め、13歳でスペインに渡り、古豪のバスコニアで育成を受けて17歳でプロデビューした。
バスコニアでは下部組織のチームで経験を積み、昨年いくつかの選択肢の中から、「将来のNBA入りを目指すことにフォーカスした指導がコート内外で受けられる」ことを理由に、イグナイト行きを選択。ヨーロッパから同クラブと契約した最初の選手となった。
イグナイトでは、ドラフト2位指名が噂されるガードのスクート・ヘンダーソンと共闘し、約29分のプレータイムで平均11.8点、2.9リバウンド、3.2アシスト。相手の動きを先読みする対人ディフェンスを得意とし、攻撃ではフットワークを生かして速攻時に威力を発揮する。ただ、フィールドゴール成功率は43.2%と今ひとつで、シュート力が課題に挙げられている。
イグナイト入りが決まった際のインタビューでシソコは「23年のドラフトでのTOP10指名」を目標に掲げていたが、『CBS』は1巡目29位でインディアナ・ペイサーズ、『ESPN』は、2巡目40位でデンバー・ナゲッツからの指名を予想している。
そのほか、今ドラフトで指名が予想されるインターナショナル・プロスペクトは、セルビアのパルチザンに所属する、身長213cmのセンター、トリスタン・ブクチェビッチだ。
父のデュサンも元プロバスケットボール選手。父がプレーしていたイタリアで生まれ、その後一家で在住していたギリシャのオリンピアコスで育成を受けた。16歳でレアル・マドリーへ移籍し、Bチームでの研鑽を経て17歳でプロデビュー。レアルではユーロリーグも体験したが、平均10分程度と出番は限られ、今年1月に、セルビアの名門で若手の育成に定評があるジェリコ・オブラドビッチが指揮を取るパルチザンに移籍した。
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彼の父ヤヤ・シソコは元セネガル代表のパワーフォワードで、モスクワ五輪出場経験を持つが、息子のシディはフランスで生まれ、同国のU18代表として昨年の欧州選手権にも出場している。
2004年4月2日生まれの19歳は、身長198cmのスウィングマン。地元のパリ近郊でバスケを始め、13歳でスペインに渡り、古豪のバスコニアで育成を受けて17歳でプロデビューした。
バスコニアでは下部組織のチームで経験を積み、昨年いくつかの選択肢の中から、「将来のNBA入りを目指すことにフォーカスした指導がコート内外で受けられる」ことを理由に、イグナイト行きを選択。ヨーロッパから同クラブと契約した最初の選手となった。
イグナイトでは、ドラフト2位指名が噂されるガードのスクート・ヘンダーソンと共闘し、約29分のプレータイムで平均11.8点、2.9リバウンド、3.2アシスト。相手の動きを先読みする対人ディフェンスを得意とし、攻撃ではフットワークを生かして速攻時に威力を発揮する。ただ、フィールドゴール成功率は43.2%と今ひとつで、シュート力が課題に挙げられている。
イグナイト入りが決まった際のインタビューでシソコは「23年のドラフトでのTOP10指名」を目標に掲げていたが、『CBS』は1巡目29位でインディアナ・ペイサーズ、『ESPN』は、2巡目40位でデンバー・ナゲッツからの指名を予想している。
そのほか、今ドラフトで指名が予想されるインターナショナル・プロスペクトは、セルビアのパルチザンに所属する、身長213cmのセンター、トリスタン・ブクチェビッチだ。
父のデュサンも元プロバスケットボール選手。父がプレーしていたイタリアで生まれ、その後一家で在住していたギリシャのオリンピアコスで育成を受けた。16歳でレアル・マドリーへ移籍し、Bチームでの研鑽を経て17歳でプロデビュー。レアルではユーロリーグも体験したが、平均10分程度と出番は限られ、今年1月に、セルビアの名門で若手の育成に定評があるジェリコ・オブラドビッチが指揮を取るパルチザンに移籍した。
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