アリナスは、派手な私生活で知られた怪物センターのシャキール・オニール（元レイカーズほか）を引き合いに出し、アジャストの難しさについて語る。

「引退するNBA選手のほとんどは、月に10万ドル（1420万円）、30万ドル（約4270万円）の出費は普通だ。シャックに毎月いくら使うか聞いてみたらいい。もし彼に（TNTの）仕事が来ず、収入が不十分だったとして、月に50万ドル（約7120万円）使うのをやめるだろうか？
  　引退後は自分たちが何者なのか探すことになる。悲惨だよ。ほかのアスリートと同様に、６～７歳の時から、僕らはバスケットボールしか知らない。朝起きて、バスケットして、寝て、起きて、またバスケット。ほかのことなんてわからない。規則正しい生活を送れていないんだ」

　NBA選手たちも、セカンドキャリアの在り方については、真剣に向き合っていかなければいけない問題かもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】オラジュワン、ジョーダン、バークレー、ペニー……ＮＢＡの歴史を彩った偉大なレジェンド特集！