専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

元オールスターPGのウォーカーが初の海外リーグ挑戦!“フランスバスケ界のPSG”ASモナコと1年契約を締結<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.07.22

 ウォーカーの加入でガードのポジション争いはより激戦になりそうだが、ジェームズ、オコボ、ロイドに加え、若手フランス人選手マテュー・ストラゼルの既存のガード4人は、今オフに放出する予定はないようだ。

 唯一ジェームズに関しては、NBAチームに移籍する場合は契約を破棄できる条項がある。ただしこれは7月25日までに行使しなければならず、現実的なオファーの噂もない現時点では、来季もモナコでプレーを続ける可能性が高い。

 ひとつの懸念事項は、フランスリーグProAが、来季から3年間、ラグジュアリー・タックスを導入する予定であること。
 
 NBAのようなサラリーキャップは設けないが、サラリーの総額がある一定額を超えた球団はラグジュアリー・タックスを支払い、それを他球団に分配して、経済格差を減少させるのが狙いだ。

 その場合、 モナコは最初にラグジュアリー・タックスを支払う側となる。このため、ウォーカーは国内リーグLNBには登録せず、ユーロリーグ要員になるのではないかという憶測も飛んでいるが、実際モナコがどのようなストラテジーを取るかは、現時点では未定だ。

 いずれにしても、12年のNBAキャリアで平均19.3点、3.8リバウンド、5.3アシストを誇る元オールスターガードが欧州のバスケットシーンでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、多くのファンが楽しみにしていることだろう。

文●小川由紀子

「この街が僕を育ててくれた」ウォーカーの揺るぎない“NY愛”。ニックス移籍は「完璧なタイミング」<DUNKSHOOT>

「選手の個性が強烈でいつも楽しかった」元アメリカ代表のヒルが1996年の五輪を回想<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号