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NBA

ガーネットがNBA歴代ベスト5を選定。「ゲームの進化」を認めたうえで、往年のレジェンドも評価した顔ぶれに<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.07.21

自身も殿堂入りの名選手だったガーネットは、自分と同世代の2人と、往年の名手3人をベスト5に選んだ。(C)Getty Images

自身も殿堂入りの名選手だったガーネットは、自分と同世代の2人と、往年の名手3人をベスト5に選んだ。(C)Getty Images

 2008年にボストン・セルティックスでリーグ優勝を果たし、現役生活21年間で歴代7位の通算1462試合に出場して2万6071得点(同19位)、1万4662リバウンド(同9位)、5445アシスト(同55位)、1859スティール(同18位)、2037ブロック(同18位)を記録したケビン・ガーネット。そんなNBAの歴史に名を残すオールラウンダーが、自身が考える歴代ベスト5を選出した。

 ガーネットは自身のポッドキャスト『KG CERTIFIED』で、ストリートボールチーム『AND1(アンドワン)』のProfessor(プロフェッサー)と対談。そのなかで、お互いが考える“ベストの5人”について意見を交わしている。

 ガーネットが選んだのは同時代を戦ったアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・76ersほか)とコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)に、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)、ビル・ラッセル(元セルティックス)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)のレジェンドを加えた5人だった。

「ウィルト・チェンバレンとビル・ラッセルが俺の4番(パワーフォワード)と5番(センター)だ」
 
 この発言に対し、プロフェッサーは怪物センターであるシャキール・オニール(元レイカーズほか)ではないのかと尋ねたが、ガーネットは往年の名選手が現代でプレーするのは難しいという定説に釘を刺した。

「我々が抱いている最大の誤解は、若い世代の方がよりフィジカルだということだ。現在の選手はテクニックがあるのは間違いないし、シュートレンジも広い。一方で、オールドスクールの選手はトリッキーで、ギミック(特殊)なプレーだった。『ピストル・ピート』(ピート・マラビッチ/元アトランタ・ホークスほか)のようにね。その時代からゲームが進化して、また変わった。ゲームは進化しないといけない。そうしないと1940年、50年代をずっと見ていることになる」

 NBAは今なお進化しており、リーグにとって非常に良いことだとガーネットは主張。そのうえでラッセルのような選手が現代の環境で育てられれば本当の収穫になるだろうと語った。

 一方、プロフェッサーは最初に名ポイントガードのマジック・ジョンソン(元レイカーズ)の名前を挙げながら、「ステフ・カリーに傾いている」と発言。ステフィン・カリー(ウォリアーズ)のほか、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、シャック、ジャバーと続けた。

「シャックが5番。4番はティム・ダンカンかカリーム…、カリームが4番だ。シャックはインサイド、カリームは10フィート(約3m)は外でプレーできる。たしかにオールドスクールは過小評価されていると思う。映像も荒いしね」

 ガーネットとプロフェッサー、それぞれの好みと志向が反映された5人となった。

構成●ダンクシュート編集部

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